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11都道府県に「逆転」地域拡大 最低賃金が生活保護下回る 

2012年07月10日 20:06

 地域別最低賃金で働いた場合の収入が、生活保護の給付水準を下回る「逆転」地域は11都道府県で、2011年度の最低賃金改定時と比べ、8都府県増えたことが10日分かった。厚生労働省が同日、中央最低賃金審議会の小委員会に示した。

 社会保険料の増加で手取り収入が減ったことなどが影響した。生活保護の給付水準が賃金より高いと労働者の働く意欲をそぎかねないため、政府は逆転の早期解消を目指す。

 労使の代表者らが参加する同審議会で12年度の引き上げ幅の議論を進めており、逆転地域をどれだけ減らせるかが焦点だ。生活保護の受給者数が過去最多を更新し続けており、給付の抑制が課題。



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