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2回目アンケートにも“自殺の練習”7月10日 21時55分
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去年、大津市で中学2年生の男子生徒が自殺した問題で、大津市教育委員会は10日夜、会見を開き、学校側が、去年11月に全校生徒を対象に2回目のアンケート調査を行なっていたことを明らかにし、この中にも「自殺の練習」や「葬式ごっこ」などといった記述があったということです。
大津市教育委員会は10日午後8時半から記者会見を開きました。
この問題では、学校側が去年10月に全校生徒を対象にアンケート調査を行っていましたが、11月に2回目のアンケートを行っていたことを明らかにしました。
1回目の調査で得られなかった新たな情報を集めようと、1回目と同様に全校生徒が対象だったということです。
この中には「自殺の練習と言って首を絞める」という回答や「葬式ごっこ」という回答が含まれていたということです。
しかし、今回の事態を受け、9日夜から10日にかけて、当事者の生徒に直接、聞き取りを行ったところ、実際に「自殺の練習」や「葬式ごっこ」を見ておらず、確認できなかったということです。
大津市教育委員会は会見の中で「2回目の調査も不十分だったという批判を受けても仕方のないことだと思う。おわび申し上げます」と述べ、謝罪しました。
この問題を巡っては、平野文部科学大臣が、市の教育委員会や学校の対応に問題がなかったかどうか、県の教育委員会から報告を受けたうえで、必要があれば文部科学省としても調査する考えを示しています。
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