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韓国の緊急救助隊106人、日本での活動終え帰国
2011/03/23 18:29 KST文字拡大 文字縮小印刷 つぶやく

【城南23日聯合ニュース】東日本大震災の復旧作業などのため日本に派遣された韓国の119国際救助隊106人が撤収し、23日午後、ソウル近郊のソウル空港に到着した。

 空軍の輸送機3機に乗り帰国した救助隊は厳しい救助活動にもかかわらず、けが人はなく、元気な姿だった。到着直後、救助隊員は放射線検査を受けた。

ソウル空港に到着した救助隊員ら=23日、城南(聯合ニュース)

 その後、空港の駐機場では帰国報告式が行われた。報告式には朴演守(パク・ヨンス)消防防災庁庁長、武藤正敏駐韓日本大使も出席。武藤大使は韓国語で「日本国民と政府に代わり、尊敬と感謝の意を表するとともに、勇気ある救助活動に心から感謝する」と述べた。救助隊員には健康状態を尋ね、「最も大きな被害を受けた仙台で献身的な救助活動を行ったことを日本国民は忘れないでしょう」と感謝の言葉を述べた。

 また、「大勢の韓国国民が自分のことのように日本国民を励ましている。韓国からの義援金と救護物資が被災地にしっかりと届くよう、韓国政府とともに努力する」と述べた。復旧への道のりは険しく、困難な状況に直面しているが、温かい支援により苦境を乗り越えられると確信すると話した。

 朴庁長は「今回の救助活動が日本国民の心の支えになればと願っている。原発事故の危険の中で最後まで活動を行なったことは119救助隊だからこそ可能だった」と激励した。

 救助隊員は国立中央医療院と韓国原子力医学院に移動し、健康診断と精密検査を受けた後、解散する予定だ。

 韓国の緊急救助隊は14日に現地入りし、宮城県の仙台市や多賀城市などで捜索および救助活動を行い、18体の遺体を発見したほか、復旧作業を支援した。

kimchiboxs@yna.co.kr

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