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    あれ?(怪談話)

    2012/07/09 19:17

    掲示板の企画に参加させていただきました♪
    URL→http://sns.atgames.jp/bbs/thread/20461
    ※このお話はフィクションです^p^





    修学旅行でのお話。

    Aさん達は、修学旅行に来ました。今は、お土産を買いにいろんなお店を巡っています。現在は「こけし屋」さんに来ています。
    Aさんと友達のBさん、仲良くいろんなこけしを見ていました。
    …と一つだけ、なんだか不思議なこけしがありました。特に変わった所は無いのですが、なんとなく…。Bさんはそれを感じていました。Aさんがそれを手にとった時に

    B「それ…なんか不気味じゃない?」
    A「そうかなぁ…私は別に不気味とは思わないかな。」
    B「え、じゃあこれ買うの?」
    A「うーん。どうしようかなぁ」
    B「私は買わない方がいいと思うよ。なんとなくなんだけど。」
    A「でもやっぱり買うわ。どれも一緒だよ。」

    結局、そう言って、Aさんはそれを買うことにしたのでした。

    そして夜。
    消灯時間になりました。Aさんやみんなが布団に入り、電気は消されました。

    みんなもうぐっすり寝ています。

    そしてAさんは夢の中。

    ―どうやら、かごめかごめをして遊んでいる夢のようです。
    全然知らない場所で全然知らない子供たちと一緒になって遊んでいます。そう、誰も知らない人だし誰もAさんを知らないはずなのです。中央にいる子も、その子を取り囲んでいる子たちも…

    ♪かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に 鶴と亀と滑った
    「後ろの正面だあれ?」


    「Aちゃん」
    中央の子は言い当てました。

    そしてAさんが今度は鬼に。

    ♪かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に 鶴と亀と滑った
    後ろの正面だあれ





    「――ちゃん




    Aさんはその人を知らないのに、なぜか名前がすらっと言葉に出ました。
    自分でも不思議に思っているようです。
    どうしてだろう、と思いつつ後ろを振り向くと…誰もいないのです。
    辺りを見回しても誰もいません。さっきの子供たちもいません。


    ―そして、辺りを探していると、さっきはいなかったはずの所に、中央にいた子がいました。
    その子はこちらを見て手招きをしています。
    と、今度は急に走り出しました。

    Aさんはそれが気になり、その子を追いかけます。



    A「(あの子は誰なんだろう。こっちに何かあるのかな……)」
    !
    どうやらAさんの髪が木に絡まってしまったようです。
    必至に髪を木から外そうとしますが、まったく外れません。それどころかもっと絡まっていくのです。木が髪を引っ張っているかのように…
    やがて木に密着するほど髪が絡まってしまいました。

    Aさんはまだ外そうと頑張っています。
    ・・・とそこに、気づいたら中央の子が立っていました





    「それはね、どんなにやっても外れないんだよ。その木は特別な木なの。みんなの憎しみや恨みの木。そして、あなたはね…」









    その木の生贄に選ばれたの

    そう言って、落ちている枝をとり、木に密着しているAさんの肩に「グサッ」と刺しました。
    血は出ていません。猛烈な痛みを感じた後、次第にその痛みは感じなくなりました。

    A「え…どうなっているの…」


    「教えてあげる。その木の生贄になった者は、やがて木と一体化していくの。そして人間ではなくなる。痛みを感じたりするのは人間だけの感覚でしかないから、それが感じなくなってきているということは、あなたが人間ではなくなってきているの。」

    そう言って小さく笑います。
    そして

    「これから、人間として生きていたことを感じさせてあげる。」

    そして、いろんな所から走ってくる音がきこえます。
    かごめかごめで遊んでいた子供たちが集まってきました。みんな手には刃物を持っています。
    その刃物で、いっせいにAさんに刺していきます。




    ―そして子供たちは刺し終え…Aさんは痛みをほとんど感じなくなっていました。







    これで最後よ



    中央の子が、かんざしを手にとり、心臓へ―











    朝になりました。
    BさんやAさんの友達は、Aさんが心臓を抑えて死んでいるのを発見しました。

    その日、Bさんは、きっとあのこけしのせいだろうと思い、Aさんと一緒に行った店に行きました。
    そしてそのこけしのことを店員さんに尋ねました。

    しかし、店員さん・店長さん全員に聞いても―



    ―そんなこけし知らない



    <終>
    いかがでしたでしょうか!もしかしたらどっかに同じ話があるかもですね^^;
    ぜひぜひ感想聴かせていただけると嬉しいですΣ

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    タウン…(;ω;) ポリ@さん

    2012/07/09 20:03

    ひ…ひぃいいい…!!初めて聞いた怪談話です!
    これ怖いと言うよりグロいですね…(゜Д゜;;)
    私、昔…美術館でこけしの顔をみて友達と大爆笑してた思い出があるのですが
    これを見たら…呪われそうです…!!
    イイネ!とかどんまいとかの、気持ちボタンじゃ表わせないくらい怖い…;
    怪談話は好きで結構見るんですけど、個人的に『ひとりかくれんぼ』というのが
    怖かったのですが、ご存じですか~?結構有名だと思います~

    やはり紫が好きだ Dr.ドリルさん

    2012/07/09 20:22

    投稿ありがとうございます!
    そのこけしは、木霊のようなものでしょうか?
    以前何かのドラマで人間を取りこむ木霊の話があったのを思い出しました。

    オチもホラーならではでとても面白かったです。

    こちらの日記へのリンクを下記ページに記載させて頂きました!
    http://sns.atgames.jp/diary/18486155
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