東日本大震災:がれき事前調査、セシウム基準内−−横手で11、12日に焼却 /秋田
毎日新聞 7月7日(土)12時19分配信
県は6日、岩手県野田村の災害廃棄物(震災がれき)の試験焼却を予定している東部環境保全センター(横手市)での事前調査の結果を発表。灰や土壌などの放射性セシウムは、岩手県との基本協定で定めた基準内の数値だったとした。横手市は同センターで11日と12日に同村のがれき計10トンを試験焼却する。
県環境整備課によると、同センターの主灰の放射性セシウム濃度は1キロあたり8・1ベクレル、飛灰固化物は同40ベクレルで、環境省の埋め立て基準値の同8000ベクレルを大幅に下回った。がれきを埋め立てる南東地区最終処分場の土壌と地下水からは放射性セシウムは検出されなかった。
また同課は6日、試験焼却を予定している由利本荘市の焼却施設と最終処分場周辺の事前調査も実施。空間放射線量は県内の通常レベルの数値と確認した。灰や土壌の放射性セシウム濃度は13日までに公表する。【坂本太郎】
7月7日朝刊
最終更新:7月7日(土)12時19分
Yahoo!ニュース関連記事
- 東日本大震災:大館市職員・住民、岩手の震災がれき中間処理施設を視察 /秋田(毎日新聞) 7日(土)12時19分
- 東日本大震災:がれき受け入れ説明会 酒田市、関係地区で10日まで /山形(毎日新聞) 5日(木)11時31分
- 東日本大震災:富士市の震災がれき試験焼却、国基準は下回る /静岡(毎日新聞) 5日(木)11時6分
- 東日本大震災:岩手・山田町震災がれき、裾野市が正式受け入れ 県内3例目、週12トン焼却予定 /静岡(毎日新聞) 5日(木)11時6分
- 東日本大震災:がれき焼却2施設、放射線量問題なし−−湯沢雄勝地域 /秋田(毎日新聞) 4日(水)12時28分