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海賊対策 中国などと連携進む7月10日 6時48分
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アフリカ・ソマリア沖で海賊対策に当たっている自衛隊の派遣部隊の活動が9日、公開されました。
派遣部隊は、中国などこれまで距離を置いてきた国の部隊とも連携しながら活動を進めています。
ソマリア沖の海賊対策で、自衛隊は護衛艦とP3C哨戒機を現地に派遣し、任務に当たらせています。
9日はこのうち海賊船などの情報収集に当たるP3C哨戒機がソマリア沖のアデン湾上空で活動する様子が公開されました。
機内からは、自衛隊の護衛艦2隻が貨物船3隻の船団の前後にそれぞれついて航行する様子が確認できました。
また、中国海軍の艦艇が確認されると無線で連絡を取り合い、海賊に関する情報がないか情報交換を行っていました。
今回の海賊対策で、自衛隊は中国やインドなど各国の部隊と連携し、互いに順番を決めて船舶の護衛に当たっているということです。
領土などを巡って日ごろ微妙な関係にあり、互いに距離を置いてきた日本と中国、そしてインドの3か国の部隊が連携して実際の任務に当たるのはこれまでになかったことです。
派遣部隊の指揮官で、海上自衛隊第5護衛隊の山崎浩一隊司令は「海賊対策という各国共通の目的があるので、中国でもアメリカでも分け隔てなく連携して任務に当たっている」と話しています。
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