2003年4月8日(火)「しんぶん赤旗」
定数2に4人が立候補し激戦が繰り広げられている埼玉県議選新座市区で、同市の無所属市議2人が、日本共産党の笠原すすむ候補の応援演説に立ちました。同市志木駅南口で4日、星川一恵市議と大矢道子市議が訴えた演説の要旨を紹介します。
私は無所属革新ということで市議会で十五年、議員をしております。そのうち十一年は笠原さんと一緒でした。笠原さんは県議会でも、国会でもどこでもきちっと仕事のできる人だと思います。
四人の候補がいます。女性県議が少ないので本来なら女性候補を応援したいのですが、この選挙区の女性候補(公明党)を推すことはできません。新座市は二人区で激戦となっているためか、共産党にたいする攻撃はひどいものです。北朝鮮に喜んで人を送ったとか、とんでもないことばかり言っています。そういう現実にないことをいろいろ言う。いくら選挙だからといっても、あってはならないことだと思います。きちっと政策でたたかうべきです。
ここでは四市合併の是非を問う住民投票が同時にあります。四市合併といってもあらかじめ朝霞、志木、和光、新座という枠があります。私たちは「ふるさと新座」と呼んでいますが、今の十五万人のままで十分だと思っています。四候補のなかで唯一、この合併に反対している笠原さんにぜひ県議になっていただき、おおいに働いてもらいたいと期待しています。
四市合併とイラク戦争反対で私たちも行動していますが、共産党は組織的に大変頑張っておられすごく頼もしいと思います。ただ、多少、相いれないところもあって迷っていましたが、友人に、教師時代の笠原さんが、耳にピアスをして「学校に来るな」と言われている子どもや、落ちこぼれの子どもたちにも慕われていたという話を聞き、応援演説することを決めました。
共産党は頑張っているし、正しいことをやっているのに、どうしてもっと伸びないのかなって思います。本当にもっともっと伸びていい政党だと思います。正しいと思うことを言っていくという共産党の姿勢を、私は評価しています。
市議という仕事がら、毎日、四紙の新聞を読んでいます。「毎日」、「朝日」、「埼玉新聞」と「しんぶん赤旗」です。一番時間をかけて読んでいるのが「しんぶん赤旗」。というのは、ほかの三紙は、政府発表がまずあって、しばらくしてから国民の生活にどういう影響があるかということを解説したり、しなかったりしますが、「しんぶん赤旗」は最初から、政府の政策が庶民の生活にどういう影響を与えるかということがパッと見出しで出ているからです。
このごろは共産党のやったことだけでなくて、無所属の人たちがやったこと、特に、イラク戦争、有事法制反対では、積極的に報道してくれているように思います。そういう点でも、どんどん一緒にやれる条件が出てきているように思います。笠原さん、一番当選してほしい人です。どうぞみなさん。よろしくお願いいたします。