芥川賞受賞作品「苦役列車」が映画化、14日に公開される(東京スポーツ新聞社も製作委員会に参加)。そこで原作者の作家・西村賢太氏(44)を直撃した。西村氏といえば受賞後に、作家の高橋三千綱氏と本紙で対談し「3Pやりたい!」と宣言したがその後どうなったのか? 受賞後の生活から驚くような納税額まで赤裸々に語った。
――映画化と聞いてどう思いましたか
西村:一応、芥川賞を受賞した作品だったので、やっぱりきたか!と思いました。ただ私小説で、起伏のあるストーリーでもないですし、登場人物は少ないし、脚本をよほど頑張らないと映画はやりづらいだろうな、とは思ってました。
――脚本を読まれて
西村:やっぱり登場人物が少ないなと思いましたね。これでどれぐらいの長さになるのかな、こぢんまりした映画になるんじゃないかな、とか思いましたね。
――原作にはない役で前田敦子が登場してます
西村:異論はないです。映画化に関してはお任せしましたから。
――映画化されて周囲からの反応は
西村:いえ、僕の周囲はあんまり人がいないんで。編集者もあまりそういう話をしません し。
――風俗で映画の話になったりは
西村:風俗では身元を知られるのがイヤなので、あえてそういう話はしません。
――そういえば本紙で高橋三千綱氏と対談した際語っていた3Pの夢は
西村:やってないんです。いつでもできると思うと、そんなにやる気にならないんですよ。僕はいつもそうで、大丈夫になったり、手に入ったりすると追い求めなくなるんです。
――ということは風俗へ行く回数は
西村:逆に減りました。多くとも月に2回ぐらい。年とともに衰えて(笑い)。仕事が忙しくなってきたのもあります。
――生活サイクルは変わりましたか
西村:昼に起きて4~5時ぐらいまで机でなんやかんややって、夕方から朝7時ぐらいまでお酒飲んでます。やることは増えましたが、変わらないですね。書くときも僕は毎日コンスタントにはできないので、ギリギリで書き始めて、短編50枚なら1日4時間、6日ぐらいで書いてます。
――一気に売れっ子になり、税金が大変になったのでは
西村:住民税が1期で75万円でした。4期で分割して払うので、これがあと3回。以前は免除みたいな額でしたが(笑い)。国民健康保険も月7万7000円。前は4000円でした。まーでも、収入が減ればこれも減るんで、今年いっぱいの苦しみでしょう。今の時点で全然稼いでませんから。
――一期で75万円ということは、住民税だけで4期=年間計300万円! 貯金は4桁万円ぐらいありますか
西村:いちじゅうひゃくせん(指折りながら)…そうですね。でもこんなの生活費でなし崩しになくなっていくのが見えてますから。仕事だって今後もあるかわかりませんし。食べるだけあれば十分です。
関連記事はありません。
30年以上、世の中高年の人々に元気を注入し続けているタフマン。そんなベストセラー商品にミス東スポ候補の美女が突撃取材!愛され続ける理由や、気になるタフマンマークの由来に迫った。
「ミス東スポ2013」を目指し、ライブチャット、撮影会、ブログアクセス数、電子写真集の獲得ポイントによるサバイバルレースを展開します。第1クールの5人が決勝クール進出。