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振り込め詐欺防止の検定試験7月9日 15時7分
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振り込め詐欺の被害を防ごうと、埼玉県の警察署が独自に作った、犯罪の手口や注意点をテストする「振り込め詐欺防止検定」が、9日、初めて行われ、早速、地域のお年寄りたちが挑みました。
浦和警察署が作ったこの検定には、振り込め詐欺の手口や取るべき対応について、40の問題が設けられています。
9日に初めて行われた検定試験には、地域のお年寄りなどおよそ100人が参加し、「警察官を名乗る者から『キャッシュカードを取りに行くので渡してください』と電話があったらどうしますか」といった問題に、4つの選択肢の中から正解を選んでいました。
答え合わせは警察官の寸劇とともに行われ、お年寄りたちは、答えが合ったり外れたりするたびに喜んだり驚いたりしていました。
このあと、正答の数などを基に、振り込め詐欺の知識や、だまされないための冷静さなどを示した診断票が、一人一人に渡されました。
警察によりますと、ことしに入って5月までに、埼玉県内では去年の同じ時期より10件余り多い、198件の振り込め詐欺の被害が出ていて、特に犯人が被害者の自宅を訪れ、現金やカードを受け取る手口が目立つということです。
検定に参加した60代の女性は、「実際に電話がかかってきたときに気をつけなくてはと思います。振り込め詐欺について再認識できてよかった」と話していました。
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