• トピックス
• スポーツ
• プロレス
• エンタメ
• ノンセクション
• レース

• 野球
• サッカー
• ゴルフ
• 相撲
• その他

  阪神は巻き返しを図るべく乗り込んだ東京ドームで巨人に３タテを食らい、今季ワーストの６連敗。借金は９となり、首位と１３ゲーム差まで広がった。ふがいない戦いを続けるチームにフロントから「ある理由」で悲鳴が上がっている。

「このままではまずい。子どもたちが来るっていうのに…」

　阪神は例年、夏休み期間中に少年野球チームを主催試合に招待している。今季は７月２７日からのＤｅＮＡ戦、７月３１日からのヤクルト戦、そして８月３１日からの広島戦の計９試合。１試合あたり２チームで合計３６０人だ。目的はファン層の拡大で、ある営業関係者は「子どもは将来のファンになる存在。いい試合を見てもらって好きになってもらいたい」と説明する。

　しかし、今のチームは凡ミスを連発したり、覇気が表に出ずに負けるような状況。「好きどころか嫌いになりかねない…」と球団関係者が頭を抱えるのも無理はない。さらに成績不振による虎ファンの〝暴走〟も気がかりだ。

　甲子園での厳しいヤジは珍しくないが、このまま沈んでいけばさらに悪質になることが予想される。少年たちが耳にすることにもなりかねないだけに、球団側は「教育上良くない？　うーん。そうだよね。それも心配なんだよ」と頭を抱える。

　野球少年にこれ以上ふがいない姿を見せるわけにはいかない。苦しい状況ながらも「ここで踏みとどまってしっかりやります」と前を向いた和田監督。何とか夏休みまでにチームを立て直したいところだ。