南シナ海問題、高まる中越対立

 「南シナ海問題について、中国はこれ以上寛容ではいられない」

 「チュオンサ諸島(南沙諸島のベトナム語名)とホアンサ諸島(西沙諸島のベトナム語名)はいずれもベトナムのものだ」

 12日にカンボジアのプノンペンで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)を控え、南シナ海の領有権をめぐる中国とベトナムの対立が高まっている。9日付香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが伝えた。

 中国軍部のタカ派は、断固とした軍事行動を要求し、ベトナムの首都ハノイでは再び反中デモが起きた。両国は先月、中国が南シナ海を管轄する行政区画「三沙市」を設置したのに対し、ベトナムは南沙・西沙諸島を領土に含める海洋法を制定するなど、南シナ海の領有権をめぐる法的な争いを展開している。

北京= 崔有植(チェ・ユシク)特派員
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