■ 婦人特殊外来につきまして

■婦人科の各種特殊外来をご利用下さい。■

  ■ 再発卵巣癌・再発子宮癌に対するテーラーメード治療
  ■ 女性漢方外来
  ■ 女性アンチエイジング外来
  ■ 難治性子宮内膜症・子宮腺筋症・子宮筋腫に対する個別化外来治療
  ■ 日帰り子宮頸部円錐切除術

■ 再発卵巣癌・再発子宮癌に対するテーラーメード治療
 婦人科領域における癌治療法の進歩は著しく、全身に癌が転移していたり、大量の癌性腹水が貯留して起き上がれなくなっているような末期癌・再発癌・手術不能進行期癌の患者さんでも、長期生存・完全治癒の可能性が出てきています。当院では、特に大学病院やがん専門病院が匙を投げたような進行癌患者さんの積極的治療を専門としております。いつでもご相談を受けます。基本的には子宮癌や卵巣癌という婦人科領域の癌患者さんを対象としていますが、症状によっては、婦人科以外の領域の癌患者さんも治療させていただきます。なお、当院以外の専門治療を受ける方が患者さんの治療上有益と考えられる場合は、適当な専門医を紹介させていただきます。
■ 女性漢方外来
 産婦人科を受診する患者さんの中には漢方療法が適当と考えられる方が非常に多く、不定愁訴の多い月経前症候群や更年期症候群の治療においては、特に漢方療法の重要性が大きな位置を占めます。しかしながら漢方療法を自在に実施している産婦人科医はまだ非常に少なく、簡単に治る患者さんも、無用の遠回りの治療で放置されたままのことが少なくありません。特に、以下のような症状を訴えておられる方は、当院は専門的治療を行っておりますので、気軽にご相談下さい。
・ 難治性更年期障害
 簡単に治りますので、気軽にご相談下さい。
・ 月経前緊張症
 生理前になると、頭痛、イライラ、体重増加、むくみ、下痢、腹部膨満、便秘、腹痛、など様々な症状に悩まされている方。9割以上の方は治りますので、気軽にご相談下さい。
・ 特発性外陰掻痒症
 何年も前から、陰部が痒くて、複数の産婦人科や皮膚科に診てもらっているが、一向に治らない。カンジダ膣炎とか、細菌性膣炎と言われて、膣坐薬を何度も挿入したり、何度も膣洗浄を受けたが、今まで治らず困っている方。最後には、「心身症」「うつ病」「気のせい」などと、患者に責任があるかのように言われてしまい、途方に暮れておられる方。最後には、性格異常や精神異常があるかのように扱われてきた方。9割以上の方は治りますので、気軽にご相談下さい。
・ 原因不明腹痛
 腹痛で悩まされているが、複数の内科や外科を受診してきたが、胃カメラや大腸ファイバー検査も受けたが異常はないと言われ、たぶん腸の癒着が原因だからどうしようもないと宣告された方。いろいろな薬を使ってきたが、どうしても我慢できない方。最後には、性格異常や精神異常があるかのように扱われてきた方。9割以上の方は治りますので、気軽にご相談下さい。
・ 肩関節凍結症候群
 いわゆる五十肩のようなもの。両腕が頭上にまで挙上できない方。エプロンの紐を後ろで結べない方。3分の2以上の方は治りますので、気軽にご相談下さい。
・ 特発性外陰部疼痛症
 原因不明の外陰部の激痛や下肢の痛みで悩まされておられる患者さんは、約半数の方は治りますので、気軽にご相談下さい。
■ 女性アンチエイジング外来
 100歳を越えるまで、自分の足で歩き、自分の頭で考え判断し、いつまでも若々しく過ごせるよう、老化予防・健康維持・若返り促進などの治療や指導を行います。寝たきりになる前に受診されることを強くお勧めします。しかし、既に半寝たきり状態の方でも、再び自力歩行を希望される患者さんの歩行を可能にするべく指導致します。
■ 難治性子宮内膜症・子宮腺筋症・子宮筋腫に対する個別化外来治療
 晩婚・少産社会の現代日本では、子宮内膜症患者は激増しており、独身時代から何度も腹腔鏡手術を受けている女性も少なくありません。結婚しても、術後再発や術後癒着のために不妊症となり、体外受精を受けてもなかなか妊娠できなくなっている女性も増えています。ついには卵巣子宮内膜症性チョコレート嚢胞から卵巣癌が発生して、妊娠を断念すると同時に、子宮や卵巣を全摘せざるを得なくなった患者さんは増加しています。子宮腺筋症や子宮筋腫も、子宮が変形し、重症の月経痛や大量月経に伴う貧血で子宮全摘を必要とする若い女性も少なくありません。子宮内膜症や子宮腺筋症は、手術だけでは決して治ることなく、遅かれ早かれ再発してきます。手術が成功した場合は、術後の再発予防が重要となります。子宮内膜症も子宮腺筋症も子宮筋腫も、女性ホルモンに反応して発育する病気なので、閉経するまでは進行する可能性が高いのです。子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫については、一人一人の患者さんにより病気の広がりや分布が異なり、さらには今後の妊娠分娩の希望の有無や年齢により治療方針が大きく異なります。したがって、患者さんの状態により、手術方法も異なり、使用する薬剤の種類も異なります。
 当院では、患者さんの個別化を図り、各患者さんの希望を優先して、ベストの治療法をアドバイスするべく診療しております。
■ 日帰り子宮頸部円錐切除術
 テレビの啓蒙宣伝にもあるように、子宮頸癌ワクチンが一般化しつつあります。これは性行為に伴うヒトパピローマウイルス感染が子宮頸癌の原因であることが判明したため、ワクチン接種による予防法が確立されたわけです。 しかしながら、女性の性交年齢の低下に伴い、子宮頸癌の前癌病変や初期癌が女子高校生、女子大生、妊婦などの若い年齢にも明らかに増加してきています。子宮頸癌の前癌病変(異形成上皮)や初期癌(上皮内癌)については、病巣を切除する円錐切除術が標準的治療ですが、残念ながら多くの病院では数日間の入院手術を行っています。なお、当院でも、入院手術は受け付けております。
 当院では多忙な若い女性の便宜を考慮し、外来レベルで(1日入院扱い)日帰り子宮頸部円錐切除術を実施しております。確定診断がついておられる患者さんは、病理組織検査結果を持参の上で、もし一般癌検診で異常を指摘されただけの患者さんの場合は当院で精密検査を実施して診断を確定した後に、病巣の程度に応じた根治的手術を実施致します。気軽にご相談下さい。
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