|
2012年7月9日(月) 19:38 |
|
|
耕作放棄地を利用、雑穀を特産に
何年も耕されていない放置された田んぼや畑、「耕作放棄地」の有効利用です。 玉野市では荒れた農地をもう一度利用し、そこで雑穀を育てようという取り組みが進められています。
パソコンで業務にあたる男性の胸元に「雑穀」の文字。 背中にも「雑穀」。 市の職員が、雑穀と書かれたポロシャツを着ています。 ここは、玉野市役所の農林水産課です。 クールビズ期間に合わせて9日から、雑穀のロゴが入った服を着て仕事をしています。 実は玉野市では、5年前から「きび」をはじめとする雑穀の産地化に取り組んでいて、毎月9日を「雑穀の日」としています。 玉野市では、農家の高齢化や後継者不足などが原因で、何年も放置された田んぼが全体の10%を占めています。 雑穀の生産は、こうした耕作放棄地を利用して、市の新たな特産品にしようという試みです。 雑穀作りを始めた2007年は、すずめの被害などもあって、収穫ゼロ。 しかし、地道に生産を続けた結果、除々に収穫量も増えてきました。 今年は「きび」を作付けしました。 収穫は、10月頃の予定です。 玉野市は、雑穀を使ったレシピを募集するなど、様々な取り組みで、雑穀のまちとしての定着を目指しています。
|
|