遠藤太津朗さん死去 銭形平次、京都殺人案内
「銭形平次」「京都殺人案内」など数多くの時代劇やドラマに出演し、名脇役として知られた俳優の遠藤太津朗(えんどう・たつお、本名辰雄=たつお)さんが7日午前6時半、心筋梗塞のため京都市左京区の病院で死去した。84歳。京都市出身。葬儀は近親者で行った。自宅は公表していない。喪主は長男泰輔(やすすけ)氏。 1960年代から映画やテレビで活躍。時代劇の悪役ややくざ映画の敵役、コミカルな三枚目などで滋味あふれる存在感を示した。テレビ時代劇「銭形平次」(1966~84年)では大川橋蔵さん演じる平次のライバルの岡っ引き、万七親分を長年にわたり好演。2時間サスペンス「京都殺人案内」シリーズ(79~2010年)では京都府警の秋山捜査1課長を演じ、藤田まことさんの「音やん」こと音川刑事と繰り広げる京都弁の掛け合いがドラマの名物だった。
【 2012年07月10日 08時51分 】