NHK北海道のニュース 札幌放送局
さんま初水揚げ
8日解禁されたさんま漁の漁船が、9日朝、道東の各地の港に次々と戻り、銀色に輝く、さんまを初水揚げしました。
さんま漁は8日、10トン未満の小型船の流し網漁が解禁され、このうち、釧路港では9日午前5時すぎ、漁を終えた漁船が次々と戻りました。
釧路港で9日に水揚げされたさんまは0.8トンで、去年の初日の27トンと比べて大幅に減りましたが、漁協などによりますと、さんまの群れがまだ十勝沖の西寄りの海域にいるとして、出漁を控えた漁船が多かったためとみられています。
漁業者の1人は、「まだ十分な量がとれないが、漁ができてよかった。船の上で味見をしたら、とてもおいしいので、これからの漁に期待したい」と話していました。水揚げされたさんまはこのあと競りにかけられ、1キロ7000円から5300円と、去年の3倍から4倍の高値で取引きされました。道東の港は、これから秋にかけて、さんま漁で活気づき、水揚げされた、さんまは全国に発送されます。
07月09日 12時26分