NHK北海道のニュース 札幌放送局
道東沖のイカ “非常に小型”
例年8月に本格化する道東沖のスルメイカ漁を前に、釧路水産試験場が資源調査をした結果、ことしのイカの数は、この20年間で3番目に少なく、大きさも現時点では非常に小型であることが分かりました。
釧路水産試験場の調査は先月9日から16日まで、道東沖の7つのポイントで行われ、採取したイカの数や大きさなどを調べました。その結果、漁獲したイカの数は29匹で、豊漁だった去年の268匹に比べて大幅に少なく、この20年間で3番目に少ない数でした。また、大きさは胴の長さが「10センチ未満」が最も多く、去年最も多かった「16センチ」に比べると非常に小型だということです。釧路水産試験場の佐藤充主査は、「去年に比べて非常に小型なのはイカの産卵が例年より遅れた影響とみられる。去年は道東沖では7月からまとまって水揚げされたが、ことしは去年よりずれ込む可能性が高い」と話しています。
道東沖のスルメイカ漁は、例年、8月に本格化します。
07月10日 07時07分