「梁山泊」オーナー実刑確定へ 脱税事件で上告棄却最高裁第1小法廷は23日までに、架空経費の計上で約2億8千万円を脱税したとして法人税法違反罪に問われたパチンコ情報提供会社「梁山泊」(大阪市)の実質的オーナー豊臣春国被告(61)の上告を棄却する決定をした。懲役6月の一、二審判決が確定する。21日付。 被告は、IT関連企業の買収をめぐる旧証券取引法違反罪でも懲役3年、執行猶予5年の有罪が2009年に確定している。執行猶予は取り消され、合わせて服役する見通し。 脱税事件で一審大阪地裁は「経費を偽装した悪質、巧妙な犯行。借金返済や投資資金を得るための利欲的な動機に酌量の余地は乏しい」と指摘。二審大阪高裁も支持した。 【共同通信】
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