ルネサスが8工場を売却、閉鎖へ 早期退職5千人以上半導体大手のルネサスエレクトロニクスは3日、3年以内をめどに国内18工場のうち山口県宇部市にある2工場や、鶴岡工場(山形県鶴岡市)など計8工場の売却または閉鎖を柱としたグループの合理化策を発表した。これとは別に大分工場(大分県中津市)と熊本大津工場(熊本県大津町)も売却を検討する。人員削減のため、五千数百人の応募を想定する早期退職を募集する。 ルネサスは、不採算のシステムLSI(高密度集積回路)事業を縮小する一方、世界シェアの約3割を握るマイコン事業を強化して経営再建を目指す。ルネサスの取引先企業は各地域に多く、工場再編は地域経済に打撃を与えそうだ。 【共同通信】
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