大津・中2自殺:県が緊急対策チーム 知事が設置表明 批判メール97通 /滋賀
毎日新聞 2012年07月07日 地方版
同級生にいじめを受けた大津市の中学2年生の自殺問題を受け、嘉田由紀子知事は6日、県教委を中心に緊急対策チームを設置する方針を明らかにした。県にも全国から批判が寄せられていることも明かし、報道陣の取材に「大変痛ましい事件。二度と起こしてはならない」と語った。【姜弘修】
県にはこの問題の報道を受け、県内外から知事宛てに「県は何もできなかったのか」「知事はきちんと説明すべきだ」といった批判のメールが6日夕までに97通寄せられたという。嘉田知事は「県としてなかなかできることがなく、今に至った。詳しく知れば知るほど、13歳の生徒がどれだけつらかったか、わが家の孫もちょうど中学生で、人ごとに思えない」と声を詰まらせた。
また、大津署が父親からの3度の被害届を受理しなかった問題に触れ、「警察は県民にとって最後のとりで。県民の安心が保てるような対応をお願いしたい」と述べた。