2012年7月7日
中学校が実施したアンケート結果(抜粋) |
大津市立中学2年の男子生徒(当時13)が昨年10月に自殺した問題で、学校が全校生徒に実施したアンケート回答のうち、生徒に対する暴力行為のいじめに関する情報は約150件にのぼり、その半数近くは生徒が直接確認したと記名回答していた。ほかにもいじめをうかがわせる情報が多数あったが、「伝聞」による回答も目立った。
学校は生徒の自殺6日後の昨年10月17日から3日間、全校生徒約860人にアンケート。4割近い約330人から有効回答を得た。「記名で、直接確認」(A)、「記名で、伝聞」(B)、「無記名で、直接確認」(C)、「無記名で、伝聞」(D)の四つに分けて整理した。
市は昨年11月、結果をもとに「複数の生徒のいじめがあった」と発表。その根拠として、殴る蹴る▽手足を縛る▽首を絞める▽ハチを食べさせる――といった暴力行為を挙げた。暴力行為の回答は計約150件にのぼり、その半数近くを「A」の回答が占めた。