朝日新聞社が7、8日に実施した全国定例世論調査(電話)で、次の衆院選後の政権はどのような形がよいか聞いたところ、「民主と自民の連立」が36%で最も多く、「民主と自民以外の政党中心」が25%で続いた。「自民中心」は17%、「民主中心」はわずか7%にとどまった。
世論調査―質問と回答〈7月7、8日実施〉野田内閣の支持率は25%。前回6月26、27日の調査は27%で、2月以降25〜27%を行き来している。不支持率は58%(前回56%)で過去最高を更新した。
いま投票するなら、として聞いた衆院比例区の投票先で民主は14%(同19%)に下がり、自民は22%(同22%)と伸び悩んでいる。この質問に「答えない・分からない」は47%(同44%)と2010年の参院選以降では最高になった。政党支持でも無党派層が63%(同62%)と高い水準を維持している。民主、自民両党に強い求心力があるわけではなく、「民主と自民の連立」は消極的な選択という面もありそうだ。