- 漆黒の螺旋をDLした人へ
- おそらくこれが最後の書き込みになります。
改稿版を投稿できなくなったため、せめてものお詫びとして以下の物を書きました。
改稿版でぜひ書き加えたいと思っていた部分です。
DLしたものに組み込むなりご自由に、11日の夜にアカウント削除しますのでそれまでにお願いします。
第参拾肆章 始まりの運命
だが、そこにいたるまでの道程は長そうではある。
「…そういえばウェイバーベルベッド?」
「何だよ~?」
「少しはまともになりたまえ、確かイスカンダルは生前、自分はヘラクレスの子孫とか言っていたらしいな?」
「ああ…聞いた事あるな、嘘か真か牛の角突きの兜を被っていたとかどうとか…それがどうしたんだよ?」
「いや別に」
今…ウェイバーはバーサーカーの真名に限りなく近いヒントを得たのだが…それに気づかなかったのは頭がまともに働いていないのか、あるいは彼の性格ゆえか…やがて、タイマーが時間終了のベルを鳴らした。
第肆拾肆章 切開する運命
「それに、自己犠牲だけではない理由はあるがね」
シロウには確信があった。
自分だけなら問題なく綺礼の元にたどり着ける。
逆にセイバーとライダーを連れたままの方が、むしろ無用な戦闘が発生する可能性がある。
場所が街中だけに、出来るだけ戦闘は避けたい。
(それだけかよ?)
「もうひとつ、私が男だったということだ」
(はあ?お前が野郎だったことに何の関係があんだ?)
わけが分からないとつぶやくアンリ・マユに、シロウは苦笑した。
「なに。“初恋”の相手の前なのだ、一度くらいいいところを見せたいと思ってもいいだろう?」
(……)
帰ってきたのは沈黙というなの絶句、そのまま数秒の静寂を経て“それ”が来た。
(げひゃはははっははははは、がふうぐはははあびゃははははゼイゼイ…は
げへへへへぐらばはははははははは!!)
「…やかましいぞアンリ・マユ」
がんがん頭に響くアンリ・マユの笑い声に、シロウが顔をしかめる。
(いや、いやいやいや、悪い悪い、俺お前のことを見くびっていた。お前は確かにおっとこのこだよな~エミヤシロウ君!?)
「いい加減に黙れ…」
自分のせいだと言う自覚はあるので強くは言えないが、もしシロウの肌が浅黒くなく、今が夜でなければ赤面するエミヤシロウという国宝級にレアなものが見れたかもしれない。
気が付けば森は終わり、街道に出ていた。
シロウは街道を辿らず、そのまま真っ直ぐに飛んで屋根を蹴りながら突き進む
- 2012年 07月09日 (月) 10時45分
コメント
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残念ながら今回もDLできませでした
今回アカウントも削除されるときき
もう漆黒が読めなくなって残念です
しかしご自身の判断ですし
これからの活躍もご期待しています
今回アカウントも削除されるときき
もう漆黒が読めなくなって残念です
しかしご自身の判断ですし
これからの活躍もご期待しています
投稿者:ワインレッド
[ 2012年 07月09日 (月) 13時02分 ]
こういう展開も有りでしたか…そういえば結局ライダー(イスカンダル)はバーサーカー(ヘラクレス)の真名を知る事が出来たんでしょうか?エミヤの記憶は見てましたけど、確かイリヤが真名を明かした時は狙撃の為、距離を開けていたような…。
投稿者:双子辰
[ 2012年 07月09日 (月) 11時53分 ]