７月２９日投開票の山口県知事選に、民主党の高邑（たかむら）勉衆院議員（３８）＝比例中国＝が無所属で立候補することを決めた。４日午前、山口市内で記者会見して表明した。

　高邑氏は近く議員辞職し、同党を離党すると説明。「批判は覚悟のうえ。未来への責任を果たしたい」と述べた。また、脱既成政党を掲げる市民団体の支援を受ける一方、政党や団体の公認、推薦は自ら求めないとしている。

　同県知事選には、二井関成知事（６９）の引退表明を受け、元国土交通省局長の山本繁太郎氏（６３）が出馬表明。自公両党の推薦を受けている。民主党は独自候補の擁立が困難な情勢だ。

　高邑氏は０９年衆院選山口１区に民主公認で出馬して敗れたが、比例代表中国ブロックで復活当選した。【吉川雄策】