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ryoko174の混沌日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2012-03-18

弱者印籠と公的負担

日本は「弱者印籠」使いが多い国です。


たとえば東日本大震災の復興で、明らかに過剰な復興予算が組まれている箇所への批判に対して、下記のような「弱者印籠」を持ち出す人がいました。


「被災者の前でそんな主張ができるのか?」


弱者を持ちだして「聖域」を構築することで、批判を逃れようとする行動です。

これは様々な局面で多用されており、「放射能を浴びる子供に申し訳ないと思わないのか?」「米軍基地の被害を受けている沖縄県民の皆様の前でそんな批判ができるのか?」などなど多くのバリエーションが展開されています。


これは一見すると人道的に見える言い方ですが、聖域化で議論の漏れを生み、思考停止の末に公的負担が増すパターンが多いので、私は好きではありません。

世の中には「弱者印籠」を使って私利私欲を満たそうとする人もいるので、注意したいところです。

chusanchusan 2012/03/19 07:54 同感です。ところでむしろ持ち出されて沈黙してしまうほうも問題だと思います。
持ち出す方と持ち出される方両者で聖域をいっしょにつくっている感じがします。

ryoko174ryoko174 2012/03/19 22:40 ええ、双方に責任ありですよね

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