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牛乳とバターだけで焼き上げた、我が家の定番「じゃがいもグラタン」。ホワイトソースは作らなくていいのだ。

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ねえねえ、みなさん。北海道って…

北海道まつり001

↑ってなりませんか?

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私はなります。完全にパブロフの犬状態です。

日本人には「北海道=うまいもんの宝庫」というイメージが刷り込まれてるんですよねー。

そんな北海道で今が旬まっさかり、じゃがいもを使った超簡単レシピを紹介しましょう。もう17年来、我が家の秋の定番メニューなのです。

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●ホワイトソースいらずのじゃがいもグラタン●

牛乳だけで作るポテトグラタン

じゃがいもグラタン

何が簡単って、ホワイトソースを作らなくていい。

じゃがいも+バター+牛乳をあわせるだけで、でんぷん成分の効果でトロットロのソースと具が鍋ひとつで同時にできちゃうのです。

北海道の料理人の義兄(貫田桂一)から教わったんですが、初めて作ったときには「なんでこんなにいいこと今まで誰も教えてくれなかったの!?」って、目からウロコでした。

小麦粉を使わないから、焦げやダマができる失敗もなく低カロリー。あっさり&こっくり素材のうまさが際立って、グラタンなのに透明感ある味わいに仕上がるんですよ♪

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●ホワイトソースいらずのじゃがいもグラタン●

牛乳とバターだけで焼き上げた、我が家の定番「じゃがいもグラタン」。ホワイトソースは作らなくていいのだ。

★材料★

じゃがいも・バター・牛乳さえあればOK。あとは塩とパン粉を少々。

じゃがいも・バター・牛乳さえあればOK。あとは塩とパン粉を少々。

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① 耐熱皿をスタンバイ。あらかじめバター1かけを10秒ほどチンして、耐熱皿の内側にぬりぬりしておきましょう。

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②じゃがいもを薄切りに。できるだけ薄さは均等に(↓悪い例。モリはいつものことながら。熱の通りにムラが生じます。とほほ)

②じゃがいもを薄切りに。できるだけ薄さは均等に(写真は悪い例。モリはいつものことながら。熱の通りにムラが生じます。ちゃんとおいしいけどね。とほほ)

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③ 鍋を熱し、バターを溶かす。

③ 鍋を熱し、バターを溶かす。

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④ じゃがいもを炒める。

④ じゃがいもを炒める。

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⑤ 牛乳を投入。ひたひたーっていうぐらい。途中で加減を見ながら足すといいでしょう。

⑤ 牛乳を投入。ひたひたーっていうぐらい。途中で加減を見ながら足すといいでしょう。

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これに塩で味をつけ、コトコト煮ながら木べらでかき混ぜると…

このようにトロ~ッとしてくるのです。

このようにトロ~ッとしてくるのです。

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シンプルなだけに素材の良さが決め手。我が家で愛用してる塩は自然海塩「海の精」。17年これひと筋。

シンプルなだけに素材の良さが決め手。我が家で愛用してる塩は自然海塩「海の精」。17年これひと筋。

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⑥ 耐熱皿に移しパン粉をぱぱぱっ、オーブンへ

⑥ 耐熱皿に移しパン粉をぱぱぱっ、オーブンへ

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すでに鍋段階でじゃがいもには火が通ってるので、表面に焦げ目さえつけば食卓に出してよし。火力が弱いオーブントースターでもできます。

表面がぶじぶじ・こんがりしてきたら…

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出来上がり!

出来上がり!

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ほーれほれ。今すぐ作りたくなったでしょう。

なまらうんまいよお(=とてもおいしいですよ/北海道方言)。

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じゃがいもはシャクシャクあっさりしたものよりも濃厚なコクのあるものがいい。我が家で使うのは、うまみがこっくり詰まったキタアカリ。札幌の「アンの店」からの直送。

じゃがいもはシャクシャクあっさりしたものよりも濃厚なコクのあるものがいい。我が家で使うのは、うまみがこっくり詰まったキタアカリ。札幌の「アンの店」からの直送。

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●有機・無農薬・減農薬野菜専門店「アンの店」●
http://www1.enekoshop.jp/shop/anne-shop/

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ああ、それにしても―――百貨店にときどきやって来る北海道フェアーみたいな催し。

いつも大盛況ですね。北海道、九州、駅弁が、百貨店の催しのドル箱三大巨頭なんですってね。

あれって恐ろしいですねえ。素通りしようと思っても、

北海道まつり002

ものすごい引力で引き寄せられる。

矢印00

で、まんまとラーメンなんかを食べちゃったりして、さあ帰るぞとブースの外へ出たら・・・

北海道祭り003

矢印00

こんなの↓が待ち受けてたりして。

北海道祭り005

あああ。

あの配列。もはや罠としか思えんでしょがっ!

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心も、体も、財布も。ひきしめようがない、日本の秋ですね。

みなさまもくれぐれもお気をつけあそばせ。

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※ぜひコメントを書き込んで下さい♪ 各回の題名(オレンジ色のタイトル部分)をクリックすると投稿できます。

※HPに工事中の箇所が多くてすいません。森への連絡は出版社経由か下記へメールでご連絡ください(送信のさいは@前後のカッコを取って下さい。個人的な質問はご遠慮願います)。

momomo(@)cd5.so-net.ne.jp

   『みなさまもくれぐれもお気をつけあそばせ。』

 財布持たずに 出かけるという究極の節約術も有りますヨ。

2011年11月9日 11:49 AM | 柳居子

本気でおなかが鳴りました!!
どうしよう!

私も将来このようなお料理を作る、いい奥さんになりたいと思っているんです。
この間家で作った炒め物は少し油っぽくて成功しなかったので、
もっとがんばって、森さんのように普通より手間が省けて低カロリーでおいしいお料理を作られるようになりたいです!

北海道は本当に宝庫だと思います。百貨店の北海道フェアは罠の連続ですが、
そうとはわかっていても踏み込んでしまうのが日本人であり、北海道フェアの
恐ろしいところです。。。誰もがそうです

2011年11月10日 8:01 PM | モモカプール

●柳居子さん

あるダイエットに成功した方によると、ショッピング・モールを財布を持たずに闊歩するのが効果的なんだそうです。
財布を持ってないから、見るだけに徹することができると。たったか歩けて運動になる上に、スポーツジム費用もかからない、ちゃんと我慢して自己啓発してる自分が好きになる…と。
なるほどと感心したものの、自分には無理だと思っちゃいました。
「やっぱり財布を持って来ればよかった」って、取りに帰っちゃいそう。
というわけで柳居子さんの究極の節約術はただ「なるほど」と感心するばかり。

●モモカプールさん

北海道フェアだけならまだしも、九州、東北、駅弁、沖縄…と、世間は罠だらけです。日本って恐ろしいですね~(笑)。

2011年11月12日 4:26 PM | もりりん

うわぁ〜(#^.^#)
美味しそう!そして超簡単!
早速作ってみますぅ〜!
昨日は生モリリンに会えて嬉しかったよ〜!
やっぱり友達っていいなぁ〜とつくづく•••
色々有難うね。

2011年11月21日 6:44 AM | どもども

お、これはうまそうですね。
私も市販のルウの「しらこい」とろみがあまり好きでないので、クリームシチューはルウ使わず牛乳だけで仕上げるのだけど、ホワイトソースはやっぱり少量の粉を入れてるなー。
これだと「しらこくない」ホワイトソースが出来そうだし、オーブントースターで仕上げられる所が実に私好みのレシピでありますよ。
でも、、やっぱりグラタンやしー、マカロニを入れたくなるのは粉もん王国人だからでしょうかね。

2011年11月21日 11:07 PM | 法皇

昨日、作ってみました!
牛乳の量が少し多かったみたいで若干しゃばしゃばになったけど、けどちゃんとグラタンで美味しかった^0^
前に載ってたキュウリサラダも今度作ってみようと思ってますv
美味しいレシピ、ありがとー^^

2011年12月9日 12:42 PM | みさを

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森優子 著者近影

森優子 もりゆうこ/Yuko Mori

旅行コラムニスト/イラスト・エッセイスト。1967年大阪生まれ。大阪芸術大学美術学科卒

学生時代、サハラ砂漠を歩いているときに出会った人物にスカウトされて上京、ガイドブックの編集事務所に就職。93年独立、イラストを含めた執筆活動をスタート。ユーモラスで地に足の着いた旅行術&生活術は、「そうそう」「あるある」「なるほど」という多くの共感を読者から得ている。現在は東京都内にて中学生の娘・夫との三人暮らし。訪れた国は約40カ国。

森優子の最新著作

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