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'12/7/9

飲酒運転撲滅へ初の特別部隊



 広島県警は、夏の交通安全運動(11〜20日)の期間中、飲酒運転取り締まりの特別部隊を初めて結成する。県内でことし発生した飲酒運転事故の件数が、6月末現在で前年同期を大幅に上回ることなどが背景にある。徹底した取り締まりで事故の防止を図り、飲酒運転の根絶につなげる。

 県警交通企画課によると、部隊は高速道警察隊や交通機動隊の隊員たち交通部所属の32人や、各署の交通課員で構成する。2人一組で覆面パトカーに乗り込み、夜の歓楽街や市街地を巡回。蛇行運転をしたり、不自然に遅い速度で走ったりしている車を停車させ、職務質問する。

 同課によると、県内でことし発生した飲酒運転事故は6月末現在の暫定値で74件。前年同期比で23件増となっている。死者は同3人増の6人、負傷者も同23人増の98人。部隊は夏の交通安全運動期間に限って組織するが、事態が好転しなければ再結成も検討するという。

 広島市安佐南区では昨年5月、自転車で帰宅していた崇徳高2年三浦伊織君=当時(16)=が飲酒運転の車にはねられ死亡した。両親はことし5月、飲酒運転撲滅を掲げる県条例の制定を県や県議会に要望。県も、県内の飲食店を対象に、ドライバーに酒類を提供しないと宣言する「飲酒運転根絶宣言店」の登録の受け付け開始を11日に予定するなど、機運は高まりつつある。




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