『「有名人になる」ということ』好評記念対談(2)

【対談】勝間和代・安藤美冬「なぜバラエティ番組に出る?」

2012.07.09


安藤 勝間さんがご著書の中で「自己投資は10%」と書かれていて、あれも実行しているんですよ。


勝間 「全時間の30%、全収入の10%を将来への投資に使う」ですね。この割合は、とてもお勧めです。


無収入生存月数とは?


安藤 あと、明確にやりたいことがないまま独立するのは、非常に珍しいケースだと思うんですけど、3年で芽が出ないか、暮らすことがどうしても難しくなったら再就職をしようと決めていました。会社員時代にいろいろな経営者の方に名刺を渡したりして、3000人くらいの人に会っていたんです。その中で、どこかしら拾ってくれる会社はあるだろうと。私の想定している必要最低限の生活費って、20万から25万円なんですね。それほど高くないアパートに住んでいて、酒もタバコもやらないし、派手な遊びもしない。本当に地味な生活です。そういうことを踏まえて、1カ月25万円かかるとして、3年間あまり収入がなくても、なんとか暮らしていけるかなと。


勝間 私がよく「無収入生存月数」と言っている考え方ですね。


安藤 はい、ひとまず1000万円強の蓄えがあれば、3年は踏ん張れるはず。で、3年でひとつも仕事がなく、完全に無収入という状況はさすがに考えられなかったので、意を決して会社を飛び出したんです。


――勝間さんの近著『「有名人になる」ということ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)は、ある意味、これまでの総括というか、ひとつの区切りとなる本なのかな、という印象を持ったのですが、今後の勝間さんのご活動は、これまでと少し変わった方向性になるのでしょうか?


勝間 08~09年は、いわゆる市場のニーズを意識しながら、求められたこと、与えていただいた機会にできる限り応えてみよう、という方向で動いたんですね。一方、10~11年にかけては、その逆──自分のエリア、自分の得意領域みたいなところにこだわってみたんです。両方をやってみて、それぞれの良さと悪さ、メリットとデメリットみたいなことがわかったので、12年以降はその中庸を意識してみようと考えています。例えばマスメディアに出るときに、私はビジネス系の企画や番組に限定していたんですね。ところが現在、ビジネス系にこだわってる方って、あまりマスメディアで見かけないんですよ。つまり、チャネルとして合ってないんですね。そして、もしマスメディアに出るのであれば、バラエティに振ってしまったほうがいいかも、と気づいたんです。その中で自分が発信したいメッセージ、例えば「男女共同参画」とか、「自分の頭でモノを考えるロジカルシンキング」とかを、上手に織り交ぜながらしゃべらせてもらう。そういう方向から攻めたほうが、マスメディアというチャネルの活用方法としては正しいだろうと。

『「有名人になる」ということ』


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