【対談】勝間和代・安藤美冬「なぜバラエティ番組に出る?」
2012.07.09
身の丈に合った仕事を細々と
安藤 例えば、
「スーツは着ない」
「自分から営業活動はしない」
「ひとつの仕事にとどまらない」
「ルーティンワークはやらない」
などなど、やりたくないことをひとつずつ整理していくところから入っていきました。そうして残ったものの中で、自分の世界観を再構築していった結果が、今の状態といえます。ソーシャルメディアでセルフブランディングをして、複数の肩書で多様な仕事をやる、というのは「やりたくないこと」を整理した結果にすぎない、という感じです。さらに、仕事をするにしても巨大なビジネスを展開させることを、いきなり目指すのではなく、本当に人と人とのつながりでチョコチョコやっていくような仕事を大事にしていこうと。経済的に何千万円、何億円を目指すのではなくて、月に2万5000円のデスクを借りて、自分の身の丈に合った仕事を細々とやっていく、みたいなことでいいんじゃないのかなって。
独立の基準
勝間 私は以前からよくお伝えしているのですが、「月に50万円の収入を得る自信があるなら、独立しちゃって大丈夫ですよ」という話をするんです。大体それくらいが目安になるかなと。30万円だとちょっと不安ですけど......。勝間和代氏
安藤 はい、おかげさまで今はそのラインをクリアできていますが、最初は全然ダメでしたね。半年間、無収入でしたから、貯金を切り崩す生活をしていました。
勝間 たいてい半年から1年は仕事も立ち上がらないんで、その期間の生活費プラスアルファは事前に稼いでおきましょう、という考え方ですね。もうひとつの役立つ考え方として、収入の25%引きで暮らすように生活設計すればいいんですよ。要は、収入の75%で暮らすようにして、25%は貯蓄に回すようにするわけです。そうすると、3カ月ごとに1月分の生活費が貯まっていく計算になります。これを1年間続ければ4カ月分の生活費が貯金できますから、3年やれば、ほぼ1年分の生活費を蓄えられるんですね。私はこれを「75パーセントルール」って呼んでいて、若い人にお勧めしているんです。例えば、働いているうちに昇給した分も、全部その積立貯金に回していけば、さらにお金が貯まっていきます。