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【大リーグ】イチロー、26打席ぶり安打 自己ワースト更新も初2番で“お目覚め”2012年7月9日 紙面から
◇マリナーズ7−1アスレチックス【オークランド=ジョン・ヒッキー】“禁断の木の実”が効いたのだろうか−。マリナーズのイチロー外野手(38)は7日(日本時間8日)、当地でのアスレチックス戦にメジャー12年目で初めて2番打者として先発。5回、ともに自己ワーストの6試合、26打席ぶりの安打を放つなど5打数2安打、1得点1盗塁と結果を出した。それでも、シーズン171安打ペース。本当に“スランプ”を脱出したのか、後半戦に真価が問われそうだ。 とりあえずは“荒療治”が奏功した。ウェッジ監督は、過去にイチローが代打でしか経験がない2番に据えた。第1、2打席は凡退し、25打席連続で快音無しと自己ワーストを更新。5回に外角低めのチェンジアップを中前に運び、ようやく自己ワーストタイの6試合ぶりの安打となったが、一塁上の背番号51は一瞬たりとも笑顔を見せなかった。 「どうっすかね。そんな特別な感じはなかったですけどね」。試合後のイチローは久々の手応えにも淡々と振り返り、2番を任されたことにも「何でもありの状況だし、他の皆もそうやっている。僕もそういう気持ちでやる。結果を出してないからね」と表情が緩むことはなかった。それもそのはずだ。チーム86試合で91安打は、シーズン171安打ペース。自己ワーストの184安打に終わった昨季でさえ、同じ時点では98安打をマークしていた。 それだけに、この2番という打順がこれからも“劇薬”になり得るのか、注目されるところだ。ウェッジ監督は今年の1月26日に「2番を任せたい」と語り、約半年を経てその構想を実現させた。 今回の措置について、指揮官は「イチローは(休養日を与えるなど)“風景”を変えると、それに応えてきたが、今回もそれを証明した形だ。これからも彼が(スランプの)解決法を見つけるためのサポートをしていく」とコメント。差し当たって8日の前半戦最終戦も2番を任せ、球宴休み(9〜12日)の間にズレンシクGMやコーチ陣と話し合い、イチローの打順を再考するという。 2年ぶり11度目のシーズン200安打に向け、後半戦はどう“風景”を変えるのか、指揮官の手綱さばきにも注目だ。 PR情報
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