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工事・保安

九州電、2火力で安全巡視 トラブル回避へ万全 

2012/07/09

発電本部として初の安全パトロールが行われ、原子力部門の担当者らが現場作業をチェックした

電力需要が急増する夏場を控え、九州電力の発電本部は5日、火力発電所の安全パトロールを実施した。 原子力発電所の再稼働が見通せない中で火力発電所の稼働率が上昇しており、現場ではトラブルによる運転停止を回避するため設備の監視体制を強化している。 原子力と火力の両発電本部が統合して発足した発電本部として初となる安全パトロールには原子力部門の担当者も参加し、異なる視点から作業現場の基本動作の実施状況や、過去に起きた災害に対する改善策などを確認した。

安全パトロールを行ったのは豊前 (福岡県豊前市、重原油、50万キロワット×2基)、苅田 (同県苅田町、石炭・36万キロワット、重油・37万5千キロワット) の2発電所。 発電本部の発電総括担当や人材活性化本部安全推進グループ、原子力部門などから10人が参加。 中央制御室や発電機、ボイラーなど現場を入念に見て回り、作業現場の基本事項・基本動作の実施状況、社員や委託・請負先に対する安全教育の実施状況などを確認した。 (本紙5面より抜粋)



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