ライフ【原発再稼働】大飯3号機フル稼働 調整運転に1カ月 クラゲ減り出力回復2012.7.9 01:14

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【原発再稼働】
大飯3号機フル稼働 調整運転に1カ月 クラゲ減り出力回復

2012.7.9 01:14
大飯原発3号機の取水口付近で大量発生したクラゲ=8日午後、福井県おおい町(関西電力提供)

大飯原発3号機の取水口付近で大量発生したクラゲ=8日午後、福井県おおい町(関西電力提供)

 関西電力は9日、大飯原発3号機(福井県おおい町、118万キロワット、加圧水型軽水炉)の原子炉が同日午前1時ごろ、フル稼働に達したと発表した。昨年3月の東京電力福島第1原発事故後、定期検査で停止した国内の原発が運転を再開し、フル稼働するのは初めて。これを受け、8月の関電管内のピーク時における電力不足は14・9%から9・2%へ縮小する見込み。

 関電は8日夕、3号機の海水取水口付近でクラゲが大量発生し、電気出力が約1・7%低下したと発表したが、同日夜までにクラゲは減り、出力は回復した。

 8日の検査で問題はなく、さらに1次冷却水中のホウ素濃度を下げて加熱し、原子炉がフル稼働する「定格熱出力一定運転」に到達。これで3号機は、本格運転と同じ状態で送電しながら、検査を続ける「調整運転」の段階に入った。

 今後、約1カ月間、原子炉の安定状態などを確認して経済産業省原子力安全・保安院の最終試験に合格すれば定検が終わり、正式に「営業運転」となる。

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