発熱には理由があった
先月からの嘔吐発熱の感染症に、草餅がとうとうつかまってしまった。
菱餅からはじまり、大福、母饅頭、少し遅れて桜餅。これで終了ーと安心していたのも数日。よりによって盆踊り大会の前日から高熱…。
定番のパナドールを飲ませて様子を見るが、なかなか熱が収まる感じもなく、夜中も寒気が出来るくらいの高熱であった。
こりゃ、重症だと、我が家では珍しく病院受診することにしました。やはり高熱続きだと心配な病気もあるし、せめて解熱剤(飲ませる事はほとんどないけど)を処方してもらうと家で見ていても安心だし。
熱のせいで体力も落ちている草餅に、いつものかかりつけの先生のところだと待ち時間が長くなりそうだし、総合病院の外来に行ってきました。
朝から出かけたので2人まち。
タオルケットを体に巻きつけ、少しよろよろと診察に入り、お医者さんに症状を説明しはじめたら、〝草餅の熱は何度くらい?”と聞かれた。えっ?どうして名前を?
すると医者は〝私はアエーシャのお父さんだよ。久し振り。”と言われた。アエーシャとは2年ほど前の草餅の親友。ブログでも書いたことがあるが、ホテルで誕生パーティーしたり、お家に御呼ばれしたりしていた。ある日急に転校してしまい、連絡が取れなくなっていた。こちらの人、引越しを事前に人に教えることをあまりしない感じがする。だからこちらとしては何時でも急な話。
〝今はガルキッサに住んでいるんだ。”と言ったかと思うと、おもむろに自分の携帯をだしてどこかに電話をし始めた。
まさか。
そう、アエーシャに電話していたのだ。
〝アエーシャ、今お父さんの診察に、お前の大事なお友達が来ているんだよ。誰だと思う?草餅だよ、覚えているだろう、高熱なんだ。え?話がしたいって、分かったちょっと待って。”
と言って、おもむろに、高熱でボーっとしている草餅に携帯を差し出した。草餅は、首を横に振って、しんどいから話できない、と言っているにも関わらず、携帯を草餅の手に渡す。
しぶしぶ話をする草餅。ハローといって会話が途切れる。(当たりまえだな。)
まあ、その後丁寧に診察してもらえ、あと1日熱が続くようだったら血液検査するようにとその処方箋も先に書いてくださり、今のアエーシャの連絡先もいただく。
まあ、スリランカって本当に世界が狭い物だと思わずにはいられない。母饅頭が子供を連れて病院受診する確率、そのときに外来の担当になるという確率、これはかなりすごい確率である。
草餅の発熱にはこういう意味があったのかもしれない。
草餅がすっかり元気になったら、是非電話させることにしよう!
↑翌日には熱はさがり、回復しました。それにしても久し振りの高熱に、母饅頭もドキドキしました。10歳と言っても子供ってまだまだ何があるかわかんない。 |
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