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【神奈川】

参加者「避難ビル少ない」 湘南で津波避難訓練に2万2000人

大津波警報の発令を受け、津波避難タワーに駆け上がる海水浴客ら=藤沢市鵠沼海岸で

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 藤沢市の湘南海岸周辺で七日、大津波の襲来を想定した大規模な避難訓練があり、市の発表で住民二万人、海水浴客ら二千人の計二万二千人が自主的に参加した。

 午前八時四十五分に事前告知したうえで、同九時に大津波警報のサイレンが鳴ると、海岸にいた海水浴客やサーファーらが高さ約七メートルの海岸堤防と、堤防脇に設置された県内初の避難タワー(百人収容)へ駆け上がった。

 一方、沿岸住民は最寄りの一次避難ビルを確認後、飲料水などを備蓄した二次避難施設(小学校など)へ移動。そこで避難経路や避難に要した時間などをアンケートに記入して解散した。

 同市鵠沼海岸の会社員男性(55)は「いつでもオープンな七階建て団地を確認できた」と安心した様子。ただ「平らな土地に人口が密集しているのに、避難ビルの数がまだまだ少ない。ビルオーナーに税収面の特典を付けるなどして、早急に数を増やしてほしい」と市に注文をつけた。 (加藤木信夫)

 

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