北朝鮮:ミサイル「バラバラに」 日本に影響なし
毎日新聞 2012年04月13日 09時20分(最終更新 04月13日 10時53分)
韓国国防省は、北朝鮮が13日午前7時39分、「人工衛星打ち上げ」名目で事実上の長距離弾道ミサイルを、同国北西部・東倉里(トンチャンリ)の西海(ソへ)衛星発射場から発射したと発表した。日本側も田中直紀防衛相が午前8時20分すぎに記者会見し、「7時40分ごろ、北朝鮮からなんらかの飛翔(ひしょう)体が発射されたとの情報を得ている。飛翔体は1分以上飛行し、洋上に落下した模様だ。我が国の領域への影響は一切ない」と述べた。防衛省と米メディアは「バラバラになったとみられる」と「失敗」と報じた。
国連安全保障理事会は13日午前(日本時間13日夜)にも緊急会合を開催し、北朝鮮のミサイル発射を受けた対応について協議する。
日本政府の発表によると、13日午前7時42分、米軍の早期警戒衛星(SEW)が熱感知による発射の兆候を探知。北朝鮮西岸から南に向けてミサイルの発射が確認された。発射数は不明だが、発射後に数個に分かれた。日本への飛来はないという。