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大飯原発 クラゲで発電出力下がる7月8日 17時5分
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およそ1年3か月ぶりに原子炉が起動し、発電を開始した福井県にある大飯原子力発電所3号機で大量のクラゲが発生し、関西電力は、8日午後、発電機の出力をわずかに下げました。
クラゲの影響が続けば、9日未明に予定されている原子炉の出力が100%になる「フル稼働」が遅れる可能性があるということです。
大飯原発3号機では、およそ1年3か月ぶりに原子炉が起動したあと、発電機の出力が段階的に引き上げられ、7日午後11時すぎに100%の118万キロワットに達しました。
しかし、大量のクラゲが発生した影響で冷却用の海水を十分に取り込むことができず、関西電力は、8日午後3時ごろ、発電機の出力をおよそ98%の116万キロワットに下げました。
関西電力は、9日午前1時ごろに原子炉の出力が100%になる「フル稼働」を目指していますが、クラゲの影響が続けば遅れる可能性があるということです。
これについて牧野経済産業副大臣は「安全第一で進めているので、少しでも懸念があれば慎重に対応していきたい」と話しています。
関西電力は、8日午後9時ごろに「フル稼働」を遅らせるかどうか判断するとしています。
関西電力の豊松秀己副社長は「クラゲについては安全上の問題はないが、より正常な状況で『フル稼働』まで運転を進めるために今後の状況を見守って判断したい」と話しました。
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