二度目の蘇生を果たした女戦士アキレス
しかし、ゲームマスターから思わぬ通告が待っていた。
ペナルティ・ゲーム
二度目の死を迎え、またしてもゲームの世界に転生した女戦士アキレス。
ゲームマスター、星羅が不意に俺に声をかける。
「ねえ、仏の顔も三度までっていうわよね?」
少なくともお前は仏じゃねえ、鬼だろう!
そう思いつつも、返事をする。
「それが、どうした?」
「うふふ、女戦士アキレスが次に死んだら3度目よ。」
「そうだな。」
「3回目の死には、罰ゲームを受けてもらうわッ!」
「なにッ!?」
何を言ってやがる、この女!
ゲームバランスもへったくれもない、このワンサイドゲーム。
俺の女戦士アキレスを
蹂躙した
挙句、罰ゲームだと!
「うふふ、安心して。 たいした罰ゲームじゃないわ。」
星羅は、笑顔で話す。
「ただ、このお菓子を食べるだけ。」
そういって、取り出したのは・・・・・・ ご存知、ポッキー。
棒状のスナックにチョコレートがついた菓子だ。
「ポッキーを食べるだけ? それが何で罰ゲームなんだ?」
俺は星羅に尋ねる。
「正確に言うと罰ゲームじゃないわね。 むしろ、ちょっとしたご褒美よ。」
星羅は、少し照れながら答える。
「このポッキーをね、2人で食べるの。 両端から、同時にね。」
「ナニィッ!?」
俺は思わず声を出す。
背筋が凍りつく、悪寒がする、吐き気をもよおす。
この女、何て恐ろしい事を!
2人でポッキーを両端から同時に食べると・・・・・・
最終的に行き着く先は・・・・・・
「うふふふふ。」
星羅は、頬を少し紅く染めて笑う。
正気の沙汰とは思えない!
だが、負けたまま引き下がるわけには・・・・・・
いかないッ!
「分かった、受けて立とう!」
俺は答える。
「うふふ、グッドよ!」
星羅は嬉しそうに微笑む。
俺は悪魔と契約した、そんな気分だ。
このゲーム、俺の魂「 初めての・・・・・・ 」を賭けちまった!
絶対に! 負けられない。
「じゃあ、始めましょうか。 3回目の冒険を!」
ゲームマスター、星羅は浮かれながら宣誓する。
ポッキーを両端から食べる罰ゲーム。
昔、実際にやった事があります。
合コンでやると盛り上がりそうですね!(お下品!)
最近のCMのプッチョは過激ですね!
逆に引いちゃいますよ!
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