原発再稼働に反対する市民約100人が6日夕、神戸市中央区の関西電力神戸支店前に集まり、脱原発とエネルギー政策の転換を訴えた。首相官邸前で毎週金曜日に繰り広げられる抗議活動に賛同したもので、兵庫県内では初めての開催。
提案したのは原発ゼロ、核兵器ゼロを目指す兵庫県内のネットワーク「ゼロこねっと」。短文投稿サイト「ツイッター」やブログを使って、若い世代を中心に参加を呼びかけたという。
関西電力は1日、大飯原発3号機の原子炉を起動し、すでに関西と福井の一部で送電が始まっている。この日、プラカードや楽器などを手に集まった参加者は、マイクを手に「原発止めろ」「命を守れ」「自然エネルギーに代えよう」と声を上げていた。
ツイッターを見て参加したという尼崎市の飲食店員(32)は「いろんな情報があるけど、子どもの未来を守りたいという一心で参加した。原発以外の道をみんなで考える機会になれば」と話した。(中務庸子)
(2012/07/06 22:06)
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