みちのく魂!佐藤、圧勝V1
- 2012/07/07(土)
7・8横浜文化体育館
▼8回戦
日本Sバンタム級4位・瀬藤幹人(協栄) × 青山慶洋(角海老宝石)
日本Sフライ級3位・白石豊土(協栄) × 石川貴章(角海老宝石)
▼WBC世界Sフライ級タイトルマッチ 12回戦
王者・佐藤洋太(協栄)3−0 同級1位・シルベスター・ロペス(比国)
※116−113、118−110、119−109
▼日本ウェルター級タイトルマッチ 10回戦
王者・渡部あきのり(協栄) 6回1分42秒TKO 同級10位・山川和風(金子)
身長 リーチ 計量
佐藤 171 178 52.1
ロペス 165 175 100グラムオーバー、3回目で52.1
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※操作上の都合でプレビュー記事、一時的に隠します(後で戻します)
日本バンタム級 岩佐V2
- 2012/07/07(土)
7・7後楽園
▼日本バンタム級タイトルマッチ 10回戦
王者・岩佐亮佑(セレス)7回1分49秒TKO 同級4位・益田健太郎(新日本木村)
やはり岩佐の圧勝でした。絶妙な距離感からのジャブが冴えて初回から岩佐ペース。挑戦者も被弾覚悟で迫りましたが手数でも岩佐が勝り、中盤ではさらに差がついた印象で7回、連打でストップ。試合後は「世界に向けてまずは世界ランク」と、世界王者が日本人の亀田興毅、山中慎介であることを意識して、次戦が世界ランカーとの対戦になることを明かしました。(ハイセー)
岩佐(11勝(8KO)1敗)のV2戦、22歳にして既に大物の貫禄も漂うのは山中慎介との名勝負があったからでしょう。負けても価値のあるものだったと思います。
昨年11月に王座決定戦で4位・ジェロッピ瑞山に大差判定勝ち。5回にダウンを奪っています。前回、2位・村井勇希との初防衛戦は相手の動きをじっくり見ながらもボディを入れて隙を作らせ左ストレート一発、初回KO。ずば抜けた強さを見せました。39戦でKO負けなしの相手をこうして沈めるのですから凄いです。
この強いチャンピオンにアタックする挑戦者は、岩佐より2年キャリアで上回る益田(14勝(8KO)5敗)。極真空手出身でK−1の魔裟斗に憧れたのがきっかけでボクシングへ。09年の東日本新人王は準優勝。その後、08年の全日本新人王である藤原陽介、中村幸裕を連破。6連勝と好調でしたが、昨年12月に日本Sバンタム級2位・大竹秀典との異階級ランカー対決で判定負け。今年3月にダンディ東栄を下して再起したところです。ただ、このときはカウンターを警戒して手数が少なかったのが反省点。同様のスタイルだと岩佐を崩すのは難しそうです。(ハイセー)
【訃報】元東洋王者、石井広三さん、死去
- 2012/07/06(金)
元東洋太平洋Sバンタム級王者、KOZO BOXING FITNESS GYMの会長でもある石井広三さんが亡くなったとのこと。今朝、ボクシング関係者に確認。死因など詳細は分かっていないが、3日に山中で死体が見つかったとのことだ。(ただし、葬儀の告知では5日の永眠と記載)
石井さんは辰吉丈一郎に憧れ95年にプロデビュー。99年に20勝(13KO)1敗の戦績で東洋王座決定戦に出場し、比国選手を初回KOで戴冠した。防衛戦は挟まず、翌戦でWBA世界王者・ネストール・ガルサに挑戦。僅差で試合をリードしたものの最終回で逆転TKO負け。2勝を挟んで00年11月、今度は同暫定王座決定戦に出場。これは暫定王者セルメニョが刑事事件で逮捕されたため、2位・ヨベル・オルテガと争ったが、これも終盤の11回TKO負け。次は8勝を挟んで03年9月、WBC王者・オスカー・ラリオスに挑戦。しかし、かねてから悩まされていた背中の負傷で日時を1ヶ月延期するなど万全でない部分がもろに出て、初回からダウンを奪われ、2回TKO負けに散った。その後、日本王者・中島吉謙に挑戦する計画もあったが、満身創痍の体では厳しく現役を退いている。最終戦績は31勝(21KO)4敗。
引退後はジムのトレーナーを経てジム設立、6月24日には地元、桑名市体育館で主催興行「KOZOファイティング2012」を開催したばかり。3日後のブログ(http://blogs.yahoo.co.jp/frtdt076)には家族サービスをした記事もあったが、これが最後の近況報告になってしまった。
世界初挑戦は当時、ボクシング担当記者だったので取材したが、僕の力不足と他に大きなニュースがあったこともあり、書いた記事が大幅に削られて最小サイズになってしまった。それでも石井の「あと一歩」の奮闘は今も心に大きく残っている。まだ34歳…非常に残念。
故人のご冥福を心よりお祈り申し上げます。(片岡亮)
西岡の次戦、ドネアかマレス!
- 2012/07/05(木)
WBC世界Sバンタム級の名誉王者となっている西岡利晃(帝拳)が、メキシコでのベルト授与式に出席、ここで希望するWBO王者・ノニト・ドネア(比国)との対戦について、WBC・ホセ・スライマン会長から実現への協力を約束してもらったとのこと。ドネアは下記のとおり、7日にIBF王者と統一戦を行ないますが、スライマン会長は「この試合から90日以内に西岡と対戦しない場合は、WBC正規王者のアブネル・マレスに西岡戦を義務付ける」としたそうです。
タイトルの権威だけ見た場合、ドネアがやらない場合は正規王者との統一戦・・・というのは、自ら正規王者を降りた形の西岡なのに、それを取り戻す意図が不明です。ただ、マレスは無敗の人気選手。24勝(13KO)1分、一昨年にビック・ダルチニャンに勝利。昨年IBF世界バンタム級を獲得し1度防衛、これを返上し4月に西岡返上の王座を決定戦で争って、5位・エリック・モレルに大差判定勝ち。2階級制覇となりました。タイトルなんかどうでもいいから大物と・・・という意味では「名誉王者だろうが統一戦だろうがアリ、それだけ西岡が大物になったのか」と考えることもできますね。(ハイセー)
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7・7ロサンゼルス
▼WBO&IBF世界Sバンタム級王座統一戦 12回戦
WBO王者・ノニト・ドネア(比国)× IBF王者・ジェフリー・マセブラ(南ア)
ドネアは28勝(18KO)1敗、昨年に長谷川穂積を倒したモンティエルをKOしてバンタム級で2冠獲得。1度防衛後に返上、今年2月にSバンタム級王座獲得で通算4階級制覇しました。今回が初防衛戦。
マセブラは26勝(14KO)3敗2分、09年にカバジェロへの世界挑戦は判定負けも、今年3月にタカラニ・ヌドロブをスプリット判定で下した新王者です。
重量級の好カード!清田×三浦
- 2012/07/04(水)
10・6後楽園
▼東洋太平洋Sミドル級タイトルマッチ 12回戦
王者・清田祐三(フラッシュ赤羽)× 同級3位・三浦広光(帝拳)
これは重量級の好カード。
5度防衛中の清田(22勝(20KO)3敗1分)が、元総合格闘家の三浦(9勝(4KO))を迎え撃ちます。清田はLヘビー級の東洋挑戦はKO負けでしたが、Sミドル級王座は保持。三浦はアメリカでの試合を多数経験、当初Lヘビー級でしたが昨年からウェイトを落としていました。迫力ある攻防になりそう。(ハイセー)