引退会見を終えて、商店街でポーズを決める「やなな」=岐阜市柳ケ瀬通で
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岐阜市柳ケ瀬商店街のゆるキャラ「やなな」が来年三月末で引退することを表明した五日、ファンや商店街関係者からは、惜しむ声が挙がった。
やななのブログチェックは欠かさないという愛知県一宮市、大学生岩田梨沙さん(20)は「引退はすごくびっくり。他のゆるキャラと違って個性的ですてきなキャラクターなのに。もったいない」と残念がった。
岐阜市鏡島の主婦市橋泉さん(36)は、長女(4つ)と長男(1つ)がやなな大好き。
「着ぐるみだと怖がるけど、やななはドレスもかわいくて親近感があったと思う。引退は寂しい」と話した。
岐阜柳ケ瀬商店街振興組合連合会の市川博一理事長(56)は「引退は聞いていたが、延期してほしいと思っていた。ただ、柳ケ瀬のにぎわい創出に大きく貢献してくれた。感謝の気持ちでいっぱい」と話した。
やななと、やななをプロデュースする「ひとひとの会」の佐藤徳昭代表はこの日、岐阜市柳ケ瀬通の「あい愛ステーション」で会見。「商店街の広告塔として、人気がピークの時に活動を終えた方がいい」と引退理由を説明した。
(寺本康弘)
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