2012年06月29日

宇和島クラブの会員数推移2012年上期

宇和島市の地域活性化応援団「宇和島クラブ」の直近の会員数が分かったので、グラフを更新。

前回データ1では、2010年12月1日に806人だったものが、1年で60人増え、2011年12月1日に866人となっていた。ここから宇和島研究は、今年末に920〜30人、来年末に1,000人という見積もりをしたのだが、ふたを開けてみると、この半年で52人増の918人(6月1日現在)となっていた。この入会ペースの上昇は、えひめ南予いやし博2012の広報などの効果で南予への関心が高くなっていることに後押しされているのかもしれない。1,000人まであと82人。これから秋に向け、うわじま牛鬼まつり、全国闘牛サミット、全国丼サミットなど大型イベントが続く。これらに合わせて上手にPR活動を展開すれば、年内にも大台に到達できる可能性がありそうだ。

宇和島クラブの会員数推移

1宇和島クラブの会員数推移2011年[2012/01/15 宇和島研究]  
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2012年05月31日

宇和島市のふるさと納税受け入れ実績2012年1〜4月

宇和島市のふるさと納税制度「ふるさとうわじま応援基金」の受け入れ実績グラフを更新。

5月1日時点での直近12ヶ月合計が1,877万円。年内の年間2,000万円突破が視野に入ってきた。人口規模で6倍の松山市の昨年度実績が968万円であることを踏まえると、この数字は非常に高い水準である。驚いたことに、グラフはまだまだ上昇のトレンドを見せている。どこまで伸びるのか、伸ばすことができるのか。宇和島研究の思い入れのあるテーマなので、制度のPRも兼ねて、これからも定期的に記事を書いていこうと思う。

宇和島市ふるさと納税

下はふるさとうわじま応援基金の納税特典(みかん、お米、かまぼこ・じゃこ天、海の幸セット、真珠アクセサリー)

納税特典  
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2012年05月21日

ゆるキャラとTwitter

地域活性化のために誕生したご当地ゆるキャラ達が、PR活動にTwitterを取り入れるケースが増えてきている。しかし、多くの人にフォローされる人気ゆるキャラがいる一方、フォロワーが少なくなんとなく寂しそうなゆるキャラもいて、効果に差が出ているように見える。なぜ、こうした差が生まれるのか?今回、宇和島研究はゆるキャラ298体分のTwitterアカウントについてツイート数、フォロー数、フォロワー数を抽出し、それらの関連性から言えることがないか調べてみた。



上左図はツイート数とフォロワー数の関係である。ツイート数の増加に伴ってフォロワーが増える傾向がはっきりと見える。順位相関は0.72とかなり高い。マメにツイートをし情報発信を続けていると、興味を持つ人が見つけてくれて、フォローされ、ネットワークが作られるというのがTwitterの基本思想であるが、この関係性は確かに存在するようだ。予想を上回る結果だったのは、右図、フォロー数とフォロワー数の関係である。ツイート数よりもフォロー数のほうが関連が強いという結果になっており、順位相関は0.80もある。数人のフォローで1000人〜のフォロワーのいるゆるキャラも存在するにはするが、グラフからも分かるように、これらは例外であり、大多数のゆるキャラのフォロワー数はフォロー数に素直に沿っている。面白い情報、タメになる情報をマメにつぶやくのは大事だが、それ以上に、応援してくれるファンをリフォローし相互につながることも重要なポイントのようだ。ちなみに、ゆるキャラグランプリ2011で1、2、3位になったくまモン、バリィさん、にしこくんはこの作戦を採用しているらしく、それぞれ5.4万、1.6万、2.1万と万単位のアカウントをフォローしている(2012/05/20現在)。

さて、宇和島の星「もーにくん」であるが、この春から甘えん坊もーにというユーザー名でつぶやきはじめている1。まだ日が浅くデータが少ないが、リフォローをしてファンと相互のつながりをつくっている様子。であれば、あとは時間の問題だろう。次第に右図の黒線(15サンプルの移動中央値)に沿う形で知名度を上げていってくれるはずである。

1甘えん坊もーにデビュー(^^♪[2012/03/17 もーにのブログ]  
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2012年04月15日

宇和島市の人口推移2012年

年度が替わったので、宇和島市の人口推移グラフを更新してみた。前年に比べ1,273人減って(-1.49%)、84,376人。厳しい状況が続いている。

宇和島市人口推移

宇和島市人口対前年比  
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2012年03月31日

街道づくり番外編

宇和島市内で集客力のあるきさいや広場と宇和島城をエンタテイメント性を持った道で結び、観光客の回遊性を高めるアイデアを前回書いた1。これのオマケとしてもう一つ宇和島研究が考えているアイデアがある。ただし、現時点では現実的ではないため、あくまで番外扱いではあるが。



道の駅きさいや広場[A地点]は宇和島新内港に隣接し、みなとオアシスとしての機能も持っている。そして、この港は宇和島城の脇を抜ける形で市街中心部を流れる辰野川の河口に位置している。この地形の特性を活かせば、きさいや広場から宇和島城の入り口付近[B地点]まで観光客を運ぶ筏舟のようなものを走らせることができそうだ。徒歩での街道歩き、もーにバス、ベロタクシーに加えて水上移動も可能になれば、観光客のさまざまな嗜好に対応できるようになり、回遊性を一層高める効果が期待できるだろう。



ただ、この案には課題が多い。主なところでは

1)下流域では橋と水面の間のスペースがあまりないこと
2)丸之内付近では土砂の堆積等で水深が浅くなっていること
3)生活排水が流れ込んでおり水質が悪いこと

などが挙げられる。特に3)は問題で、必ずしも衛生的とはいえない辰野川下流域を船で移動してみようという観光客は現時点ではほとんどいないだろう。今の条件下では運河のアイデアは夢物語である。

しかし、船の話は抜きにしても、宇和島市の観光地化を考えるのであれば、どのみち辰野川の浄化には力を入れるべきだと考える。流域が快適な空間になれば、それだけでも人が回遊してくれるようになるからである。とりあえず河川の浄化に取り組み、そして時々運河の案を思い出してみる。そんな長期的なビジョンの一つとして掲げてみるのは悪くない。

1街道づくり[2012/03/17 宇和島研究]  
Posted by 宇和島研究 at 17:01Comments(3)TrackBack(0)街づくり