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2012年7月7日22時50分

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レンタルサーバーのデータ消失、混乱続く ヤフー子会社

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図:大規模データ消失の仕組み拡大大規模データ消失の仕組み

 ヤフーの子会社「ファーストサーバ」(大阪市)が提供するレンタルサーバーで6月、5千を超す企業などのデータが消失した問題は、復旧作業中に顧客のデータが他の顧客に流出するなど混乱が続いている。クラウドサービスへの依存が高まる中でのトラブルに、専門家は「サービスのリスクを、利用者にも分かりやすく示すしくみが必要」と指摘する。

 同社によると、データが消失したのは約5万件の顧客のうち5698件。映画チェーン「109シネマズ」を運営する東急レクリエーションや小林製薬、長野電鉄、ライブハウス運営のロフト・プロジェクト、日本新聞協会、大阪市の海遊館、大津市市民活動センターなどでウェブサイトが閲覧できなくなり、保存してあった電子メールや業務データなどが失われた。

 原因は6月20日夕に行ったサーバーの安全対策のためのアップデート作業。このプログラムに不具合があり、特定サーバーの一部のファイルを削除するはずが、同じネットワーク内のサーバーの全データが削除された。提供サーバーのデータは毎朝1回、別のサーバーにバックアップをとっていたが、同様のアップデート作業を行ったため、こちらもすべて削除してしまったという。

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