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強行出場の琴欧洲に同情の声
2012年07月07日 12時00分

 大相撲名古屋場所(8日初日、愛知県体育館)に〝玉砕覚悟〟で臨むことになった大関琴欧洲(29=佐渡ヶ嶽)に他の相撲部屋から同情の声が上がっている。夏場所は右足を痛めて千秋楽の大一番を休場。優勝争いに水を差す形となり、日本相撲協会の幹部を大激怒させた。いまだ右足は万全には程遠いものの、信頼回復のために強行出場する構え。その悲壮な姿には、他の部屋の関取衆からも同情論が噴出。角界内に波紋が広がり、新たな〝欧洲騒動〟となりかねない。

 相撲協会は6日、名古屋場所の取組編成会議を開いて2日目までの取組を決め、琴欧洲の初日の相手は安美錦に決まった。

 初日を目前にした稽古では大関琴奨菊に15番取って8勝7敗と勝ち越すなど、復調の気配を見せてきた。ただ本人はいまだに不安を残しており「場所で(体が)覚えているかどうか。土俵に上がってみないと」と慎重な言葉を並べた。師匠の佐渡ヶ嶽親方(44=元関脇琴ノ若)は「下がるとまだ踏ん張りが利かないけど、大丈夫」と強気な姿勢を見せたが、万全ではないのは重々承知。最悪の場合は休場の可能性もあるという。

 そんな琴欧洲の悲壮な姿に関取衆からは同情が集まっているという。事情に詳しい角界関係者は「(千秋楽の休場は)誰にでも起こり得ること。他の部屋の関取衆も『あそこまで叩かれるのはかわいそう』と言っていた。出られるかどうかは一晩たってみないと分からない。無理やり出て取り返しのつかないケガにつながる危険もある」。

 力士たちは少なからず「明日はわが身」の思いを抱いている。さらに、同情論の背景には相撲協会に対する〝不信感〟もある。「『公傷制度の話はどうなったのか』と不満を漏らす力士もいる」(前出関係者)。八百長問題の再発防止策を検討する「新生委員会」は昨年4月に公傷制度の復活を相撲協会に提言した。

 だが、協会側は「継続審議」とお茶を濁してウヤムヤに。今となっては提言自体がなかったかのように、忘れ去られてしまっている。救済策も確立されないまま「無理してでも出ろ!」だけでは、力士たちもたまったものではないというわけだ。琴欧洲の「休場騒動」は、協会が抱える問題点をも浮き彫りにした格好だ。


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