メッセンジャー〝伝統の一戦〟ぶち壊し
2012年07月07日 12時00分
阪神メッセンジャーが巨人との〝伝統の一戦〟をぶち壊した。
6日の巨人戦(東京ドーム)は、初回から大乱調だった。メッセンジャーは先頭の長野をいきなり四球で歩かせると、一死後、坂本にも四球。村田は一邪飛に抑えたが、そ阿部からエドガーまで3者連続で適時打を許した。古城を敬遠後、澤村には押し出し四球…。結局この回は3安打4四球で打者一巡の猛攻を受け、4点を失った。
2回も先頭の谷に左翼へ2号ソロを被弾するなど4安打で2失点。この回で早々とマウンドを降り「早い回での降板で中継ぎ陣のみんなに負担をかけることになり申し訳ないです」とうなだれた。
いきなり出鼻をくじかれる形となり、この試合まで3連敗中と元気がないチームでは反撃するは難しい。4回に1点を返したが、これは相手のミスによるもの。7回一死満塁の大チャンスも、押し出し四球で1点を取るのがやっとだった。
2009年のドラフト1位・二神が3回から緊急登板。今季初マウンドだったが2回を1安打無失点に抑えた。二神の好投は苦しい試合の中での数少ない明るい材料だ。
宿敵・巨人に黒星を喫し4連敗。首位・巨人は遠くにかすんでしまい、このままではAクラスも遠くなるばかり。なんとか立て直して反撃に転じたいところだ。
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