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　野田佳彦首相（５５）からただ１人「６か月の党員資格停止」処分を受けた鳩山由紀夫元首相（６５）は、弟の邦夫氏（６３）とタッグを組み〝鳩山新党〟を立ち上げるのでは、との憶測が永田町に流れている。

　鳩山氏は党員資格停止処分のため、任期満了に伴う９月の党代表選で立候補と投票ができない。「半年以内で総選挙になったら、民主党の公認がもらえないということですからね。新たに〝鳩山新党〟を立ち上げてもおかしくありません」と自民党国会議員。

　離党した小沢元代表は新党結成に向けて動き始めたが、政党助成金がもらえないため資金調達に四苦八苦。一方、鳩山ブラザーズにそんな苦労はない。公開された国会議員の所得報告書によると、兄弟は母の安子さん（８９）からそれぞれ４２億円ずつという途方もない大金をもらっていた。

「１９９６年に旧民主党を結党したときは鳩山さんが８億円、邦夫さんが７億円をポンと出した。潤沢な結党資金はあるから、このタイミングで〝鳩山新党〟を結成しても驚きません」と永田町関係者は指摘した。

　鳩山グループの勢力は約４５人。衆院だけでも２３人が所属しており、与党過半数割れのカギを握ることになる。いくら〝宇宙人〟とはいえ、侮れない存在なのだ。