超高齢化社会の現代ニッポン。しかし、いつの時代も女たちだけはいくつになっても元気いっぱいだ。それを象徴するかのように〝平均年齢74歳〟のスタッフが神戸・三宮にシニア向けエステをオープンさせた。若い者に負けじと頑張る、まだまだバリバリの現役の3人のマダムに迫った。
神戸・三宮センター街にある「エリカ・エスティッククラブ」。一見すると普通の小さなエステサロンなのだが、スタッフは超熟女揃い。なんとオーナーを務める増田美恵子さんは御年83! エステティシャンである中垣正子さんと田中理子さんも、それぞれ71歳、68歳。平均年齢74歳、3人の合計が222歳という超高齢エステなのだ。
今年2月にオープン。開店に至った経緯はこうだ。
「昨年の9月の終わり頃かしら。仲良しの3人が集まっておしゃべりしていた時に『何かやりたいわね〜』なんて言い合ってたの。『まだまだこの年でくすぶってられないわ!』って(笑い)」(田中さん)
その場でたくさんの案が出た。ただ、実は中垣さんは神戸・元町で30年間エステサロンを経営していた伝説のエステティシャンだ。田中さんも15年間エステティシャンを務めた経歴の持ち主だった。それなら、もともと腕に自信のあるエステを再開するのがいいのではないかと、すぐに話がまとまったという。
一方の増田さんは、もともとは洋裁店のデザイナーだった。夫婦で店を経営していたが、30年ほど前に引退。それからは趣味の絵を描いたりして過ごしていた。それが83歳という年齢にして仕事を始めることに。当然、とても張り合いを感じている。
「最初は『皿洗いでも使ってもらえない年齢だから…』なんて遠慮してたんですけどね(笑い)。2人に『大丈夫。やりましょう』と言われて、始めてみることにしたんです。いくつになっても、目的があるというのはいいこと。同じ年寄りでも、働いてる人と働いていない人では老い方が全然違いますからね」(増田さん)
こうして開店した「エリカクラブ」。訪れるお客さんは、やはり同世代の60〜70代の女性が多いのだそう。そんな中、今まで来た客の中で最高齢は、増田さんと同い年の83歳! シニア世代が20代の娘や孫を連れてくることもあるそうだ。
「シニア世代は、若い方が出入りされるエステには入りづらいことがあるんです。人目を気にしてしまったり、契約システムが複雑だったり…。シニアを打ち出しているエステはそれまでなかったので、高齢の方でも安心してリラックスできる店にしたいですね」(中垣さん)
「子育てと家事を苦労してやってきて、一段落した女性たちに来てもらいたい。高齢の方でも、エステを受けてメークをされると急に表情が生き生きしてくるんですよ。『うわ〜、キレイになったわ!』と喜んで帰ってもらえることが、私たちの喜びなんです」(増田さん)
「エリカクラブ」は、1日4人限定の予約制。一人ひとりを大切に、ゆっくり歓談する時間を設けるためだ。施術後、客と弁当を持ち寄って一緒に食べたり、何時間もおしゃべりすることもよくあるという。「この年にもなると、仕事だけでなくいろいろなことを経験してるんです。だから、どの世代の人たちともスムーズに話せるし、安心してもらえる。人生経験を楽しんで生かしている感じですね」(増田さん)
今後は「エリカクラブ」でパーティーや趣味の集い、旅行会なども企画中。エステに限らず、シニア世代が気軽に集える場所を目指していく。
☆エリカ・エステティッククラブ=神戸市中央区三宮町3—9—3 ウエストモンドビル2F。JR元町駅から徒歩5分。営業時間は午前11時から午後6時(予約制)
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