みんなの党 滋賀県の大津市議会議員 藤井哲也が思いの丈や活動状況を報告します。

コメントはありません By fujii on 7月 7th, 2012

「教育委員会」という組織の問題。

カテゴリー: 私の思い



おはようございます。
滋賀県の大津市議会議員、藤井哲也 です。

やはり、いろいろと考えてみても、教育委員会という組織がややこしくて理解しづらいので、自分なりに図にしてまとめてみました。



関連する法律は、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」というものです。



上図を見て分かるのは、市の教育委員会は教職員(県が人件費等を負担)に対して、採用や免職はもとより、配置配属や懲戒等の任用もできないということです。
市教育委員会ができるのは、県教育委員会に対する教職員の任免その他の意見内申を行ったり、教職員の研修を行ったり、服務に従っているか監督したりするだけです。
つまり人事権がありません。

また、教育委員会は市長が選任するものの、有権者の総数の3分の1以上による解任請求か、「委員が心身の故障のため職務の遂行に堪えないと認める場合又は職務上の義務違反その他委員たるに適しない非行があると認める場合」による市長による罷免や、自ら「当該地方公共団体の長及び教育委員会の同意を得て」辞職する場合などを除き、原則4年間、市長から独立した存在として教育行政を司ります。

市長などの地方公共団体の長に認められている権限は、

第二十四条  地方公共団体の長は、次の各号に掲げる教育に関する事務を管理し、及び執行する。
一  大学に関すること。
二  私立学校に関すること。
三  教育財産を取得し、及び処分すること。
四  教育委員会の所掌に係る事項に関する契約を結ぶこと。
五  前号に掲げるもののほか、教育委員会の所掌に係る事項に関する予算を執行すること。


という事柄に限定されています。


ときの市長や議会構成によって、教育というものは大きく変わるべきではないというのが、これまでの長い経緯の中で議論されてきた教育行政の基本というものです。
確かにそれは一理あると思います。
しかし、私はいまの教育行政は「ゆとり教育・競争を回避する教育」や、「愛国心を形成しない教育」など、散々なものであると思っていますし、今回の大津市の問題においても感じるように隠蔽体質というものがあるため、変革しなければならないと感じます。

隠蔽体質がなぜ起きるのかと考えると、それは教育関係の身内を守る(保身)ために自組織にとってネガティブな情報流出を忌避するためであったり、触れられたくない利権・権限があるからだと推察します。
知られたくない、触れられたくないものがあるからこそ隠したくなるもので、外部から見れば、「何か隠してやがる」となってしまいます。実際に隠しているかはわかりません。

しかし上図を見てもわかるように、市長や知事が教育委員を選任していますので、そうした地方公共団体の長を民意によって代える事によって教育行政も4年に1回、変革するチャンスが訪れます。
国においても一緒です。こうした「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」も、国会で定められたものなので、この法律自体も国会議員によって改正することができます。

いまの教育行政に不満があるのであれば、次の選挙で違う人に投票することによって教育行政は変えられるかもしれませんし、逆にいまの教育行政に満足しているのならば、このままでいいでしょう。

私は今の教育行政は変えていかねばと思っています。




コメントはありません By fujii on 7月 6th, 2012

中学生の自殺の件。

カテゴリー: 私の思い



こんばんは。
大津市議会議員の 藤井哲也 です。

報道にもある通り、昨年10月11日に自殺した市内中学生へのいじめの件で、市長がようやく外部の有識者による調査委員会により、再調査をすることを、本日たまたま設定されていた市長定例記者会見で述べました。
市長就任後、一貫して「再調査はしない」と頑なに言ってきたのにも関わらず、報道で大きな社会問題になったことにより、これまでの考えを改めたようです。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00226897.html(FNNニュースへリンク)


実は本件は、生徒へのアンケート調査後の昨年11月議会で、大きな話題となりました。

————————————————————
「なぜ外部調査委員会を開いて調査しないのか?」についての、澤村憲次教育長 答弁
 学校でいわゆる委員会形式で調査はしておりませんで、いわゆる必要な調査を学校が順次調査をしていったわけでございますけども、その都度必要なことについては、弁護士あるいは臨床心理士といった専門家にアドバイスを求めながら実施をしたところでございます。調査委員会そのものの組織をつくらなかったというのは先ほど申し上げましたように、保護者が学校での調査を選択をいただいたということで委員会は立ち上げなかったんですけども、専門家の意見は常に聞きながら調査を進めていったというところでございます。
以上でございます。

「新しい事実が出てきた時は、教育長自らが説明するか?」についての、澤村憲次教育長 答弁
 御質問で調査の結果が出たときにというふうな今御質問でございましたが、私どもといたしましては、今回のいじめについては、一定調査の結果出たということで判断をしておりますということから、今後さらに新たな事実が出てきた場合には、もちろん聞き取り等必要なことが起こってくると思っておりますけども、今の時点で、詳細の説明今は時間的にできませんけども、さまざまなアンケート調査を含め、聞き取り調査を含め調査結果を今出ましたことから、いじめがあったと、こういう認定をしておりますので、一応調査は終わっていると、このように考えているところでございます。

「担任や学年主任からの聞き取りではどのようなものだったか?」についての、澤村憲次教育長 答弁
 担任や学年主任からは、亡くなられた子どもさんについて、友人とじゃれ合っている場面を見ていたこと、父親からお金の使い方についての相談があったこと、けんかで指導したこと等の経過と、それらの事実からは、いじめられていたとの認識はないという報告を受けておりました。
 
 けんかを指導したということがございました。このときは他の生徒からいじめられているのではないかということからけんかの事実がわかってまいりまして、それで両方の子どもに指導しております。したがって、いじめがあるんではないかということからけんかの事実がわかっておりますので、そのことは報告を受けております。ただ、いわゆるその指導した結果から、いじめられていたという認識に至らなかったというところが、これは非常に申しわけないことでございますが、そういう認識はなかったということでございます。
 以上でございます。
————————————————————


この件は、本年1月22日に行われた市長選挙より前の件なので、前目片市長時代に発生したものであります。
ただ市長交替後の、2月24日に、アンケート結果を見た両親が提訴されました。つまり新市長になっても事態が変わらないと ご両親が判断されたのだと思います。
そして 3月13日、市長は事件があった市内中学校卒業式で、自らが受けたいじめにより死のうと思った体験を語り、「いじめがない社会をつくる責任がある」と述べました。

そして今月(7月)3日以降、各種報道により、「自殺した中学生は、自殺の練習をさせられていた(と聞いた)」や「いまから死にますというメールが自殺した生徒からいじめたとされる生徒へ送られ、いじめたとされる生徒は死ねと送り返した(と聞いた)」という多数の中学生のアンケートがあった新事実が報道されたことにより、国民的な話題へと広がりました。
この段になり世論に押される形で「再調査する」ことが市長から発表されました。
再調査の必要がないとしてきた、これまでの姿勢は一体何だったんでしょうか?


亡くなられた中学生の方のご冥福をお祈りします。
「いじめ」と「自殺」の因果関係を明らかにすること(これは再調査や今後の裁判で明らかになるはずです)だけにとどまらず、教育委員会という組織そのものの隠蔽&保身体質にメスを入れることこそ、大事だと私は考えています。正直なところ、市議の権限で、できることは限られておりますが、逆に議員としてできることはやらねばなりません!


市役所内部からは、「全体の中の一部しか報道していないマスコミは大問題だ!」といった声であったり、「提訴側弁護士が裁判を有利に進めようとするための情報リークであり、情報操作の常套手段と言える。扇動されるのは問題だ!」という声を聞きます。
こういった声があることも大変な問題と感じます。「そうではないだろ!他人のせいではなく、自分たちが問題の根源だろ!」と思うのですが、残念ながら私も情報不足で一部の情報しか持っていません。
政治的利害を超えて、亡くなった生徒の魂のために、私も動き出すのが遅きに失していることに改めて反省し、さらなる情報収集を行い、できることをしていきます。




コメントはありません By fujii on 7月 3rd, 2012

市内 幼稚園・小・中学校への夏の暑さ視察。

カテゴリー: 活動情報



こんにちは!
滋賀県の大津市議会議員 藤井哲也 です。

最近は フェイスブック でより細かい情報発信をさせて頂いておりますので、良ければ友達申請やフィード購読をして頂けましたら幸甚です。
(できれば、「ブログ読んでます。」など一言書いて、申請頂けますと大変ありがたいです。私の個人情報もなかには記載していますので無差別に申請許可をしているわけではないためです。あしからずご了承くださいませ。)


本日は、大津若手市議の会(7人で構成)の一団で、瀬田幼稚園、瀬田小学校、瀬田中学校へ現地視察へ行ってまいりました。
視察目的は、「エアコン設置の前提となる室内の暑さ確認」及び「大規模改修の前提となる施設老朽化の確認」です。

御存じのとおり、本日は大雨であり、気温は夏本番とは言えないものとなり、所期の目的を果たせるか不安でありましたが、実際に学校へ訪問していますと、廊下はそれほどでもありませんが、教室内は蒸し暑く、30度前後にも関わらず不快度は高かったです。
当然ながら、若いほど暑さには強いので、子どもたちにはそれほどの暑さには感じないのかもしれませんが、30歳を過ぎた私にとっては「うーーむ」という感じでした。
昨日は結構日が照っていたため、生徒に聞いてみると「暑かった」という答えが返ってきました。


(大津市立瀬田幼稚園)


(大津市立瀬田小学校)


なかでも幼稚園は窓ガラスが非常に大きいため、日光がガンガン入ってくるという構造になっています。
また小学校、中学校も暑さで勉強に身が入らないこともあるそうで、やはり早急にエアコンの設置が必要と思われますので、私もこの件について早期整備の推進を支持します。

また、老朽化に関しては、雨が降っていたこともあり分かりましたが、雨漏りしている箇所が小学校、中学校でありました。特に瀬田小学校の雨漏りは目立ちました。施設を長く使っていれば使うほど、そうした問題が出てくるのは仕方ありません。
財政も厳しいので、すぐに言って改修できるものではないとは思います。しかし、そこで滑って大怪我でもしたら、それは市の責任も一部発生することになると思います。
雨漏りしているような箇所を教育委員会は再度、全施設チェックしてもらい、対応策を考えて頂きたく一度意見交換させて頂きたく思っています。


本日、幼稚園、小学校、中学校の校長先生はじめ教員の皆さまに丁寧なご対応を頂きました。感謝申し上げます。ありがとうございます。
それにつけても、市長、副市長への来客時における 政策調整部秘書課の接遇・マナーレベルは非常に低い(来客にお茶も出さない等)と実感するので、こうした丁寧な対応を見習って、接遇・マナーの意識を持って、来客に不快な思いをさせないよう最低限のレベルまで高めて頂きたいとも感じます。



日々、暑くなってきました。
これからは熱中症にも気をつけなければなりません。本ブログを読んで下さっている皆様も呉呉もご自愛くださいませ!




コメントはありません By fujii on 7月 2nd, 2012

びわこ真野浜開き!

カテゴリー: 活動情報



こんばんは!
滋賀県の大津市議会議員 藤井哲也 です。

私は小学校時代に大津市・平野学区から真野学区へ引っ越してきまして、それからはずっと真野が地元です。
真野は琵琶湖に面していて、且つ広い平地を持っているため、農業も盛んで、私が真野学区に来た頃から新興住宅地が多くできるようになり、人口も大きく増加してきました。

真野には「真野浜」というびわ湖に面した水泳場があります。
本日はその真野浜開きがありました!!



大津の観光キャラクター「おおつ光ル君」もいる中、水の安全を祈願し、テープカットが行われました!
今年の真野浜はおもしろいイベントがいっぱいです。なんと、「ござ走り」というのがあり、湖の上に敷かれた“ござ”の上をダッシュで走り抜けて、その距離を競うイベントです。
私も一度参加してみようと考えています。

そのほか、「湖中宝探し」というイベントもあります。琵琶湖の中に宝物があり、それを潜って探すというものです。
早速、地域の幼稚園児、保育園児が、ござ走りと宝探しに懸命となっていました。





真野浜は遠浅の水泳場で、琵琶湖の湖西地方では一番南に位置します。
今年は水位も高く、水質も良いみたいで、多くの観光客の皆さまが滋賀県内外からお越しになる事を願っています!

浜風が心地よい一時でした!


コメントはありません By fujii on 7月 1st, 2012

大雨の中、琵琶湖一斉清掃!

カテゴリー: 活動情報



おはようございます。
大津市議会議員の 藤井哲也 です。

本日は経営している会社が第10期目に突入した日でもあります。感謝申し上げます。ありがとうございます。
10年残る会社は5%で20年残る会社は0.5%らしいです。会社経営者というのは借金を背負うことになるわりにリターンが少ない職業だと感じます。世間でいわれるように、またはイメージされるように豪遊している経営者はごくごく一部です。社員の明日の給与をどうしよう、取引先の月末の決済をどうしよう、とお金の心配をしているのがほとんどの経営者だと思います。
しかし、会社経営者はイノベーションを起こす社会の起爆剤とも言えるので、そうした人が多く出てこなければ産業活性化は到底無理だと思います。そう考えると、会社経営者の負担を軽減するか、特に創業間もないベンチャー企業への税制優遇などはあってもいいと思います。経営者なくして雇用者もいないわけで、雇用なくして経済活性化はありません。

私も、事業は事業としてきちんと利益を出すようがんばります。前期は市議との両立1年目ということで、ペース配分がわからず、会社に迷惑をかけ、結果として結構厳しい数字となりました。
お金を稼ぐことは厳しいことだということを忘れてしまえば、民間感覚を持って議員活動はできないと思いますので、なんとか事業も続けられるところまで続けていきます。
また、経営している会社の事業内容である、「雇用創出」は社会的意義が強いものだと私は認識しています。
若者の雇用を生み出し、そしてマッチングし、早期離職を予防することで、将来にわたっての社会的安定づくりに寄与していければとも思っています。なかなか本当に大変ですが、人の2倍働きます。


さて、本日は朝から「琵琶湖一斉清掃」がありました。
あいにくの大雨。開催されるのかさえ危ぶまれる天候でしたが、毎年のように公園に行ってみればすでに多くの住民のみなさんが!!



私も微力ながら児童公園の掃除を手伝いました。
最初から大雨だったのですが、時間の経過とともに雨の量がハンパない感じになってきました。。。しかし、大津の人はみんな、頑張り屋でまじめです。奉仕精神も確か全国でも屈指でボランティア参加率はトップだったような気がします。
規模縮小して行われたため、早めに終わり、いま帰宅しています。

今日は雨。来週少し大きな仕事がありますので、準備する日に充てたいと考えています。



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