白紙委任(賛成派A、B、C、Dから、賛成派E、F、G、Hへ)
がっかりな結果です。
特に市政会が全員賛成したことには、驚きました。本当に心から驚きました。
前議会で、条例化に際して「私的諮問機関から付属機関に看板を変えるだけでいいのか。」と言っていたのではありませんか。
しかし、今回の条例と前回の条例は、同じ条文です。
この条例には、委員選考について全く定めがありませんので、前回同様肝心なことは全て要綱で定めることが可能となっており、議会は白紙委任したことになります。
これでは、また賛成派ばかりが集められて、前回の中間報告と同様のものができてしまいます。
委員選考のルールを変えなければ、つまり委員選考について条例でコントロールしないのであれば、
委員選考は、賛成派A、B、C、Dから、賛成派E、F、G、Hに入れ替わるだけなのです。
だからこその附属機関は条例主義であって、議会は附属機関をコントロール下に置き、行政の恣意的な委員会設置を阻止し、我々住民の利害関係を守ってもらわねばならないのです。だいたい、委員選考のルールは見直す必要がなく、委員の入れ替えをゼロベースで行えば問題ないという論理であれば、前回の委員は資質に問題があったから入れ替える必要があったということになってしまいますよ。
今回の条例設置で、違法な委員会ではなくなりましたが、その法の趣旨から逸脱していることを議員には理解してほしいものです。
以下に前議会と今議会の賛否を掲載します。
誰がどう意見を変えたのかが、はっきりと見えてきます。
今議会での賛否
前議会での賛否
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Thema:自治基本条例
Janre:政治・経済