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大津市教委 同級生に確認せず7月6日 12時38分
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大津市で中学2年生の男子生徒が自殺した問題で、学校のアンケートで男子生徒が同級生らから自殺の練習をさせられていたという記述が複数あったにも関わらず、市の教育委員会が、同級生らには事実関係を確認していなかったことが分かりました。
この問題は、去年10月、大津市で中学2年生の男子生徒が自殺したもので、学校側が全校生徒を対象に行ったアンケートでは、男子生徒が同級生らから自殺の練習をさせられていたという回答が複数寄せられていました。
このアンケート結果について、大津市の教育委員会は「事実かどうか確証が得られなかった」として公表していませんでしたが、自殺の練習をさせたとされる同級生らには事実関係を確認していなかったことが新たに分かりました。
教育委員会は「アンケートに書かれたことすべてを当事者に確認したわけではない」としたうえで、「同級生らは、当初は聞き取りに応じていたが、次第に保護者や同級生から拒否されるようになり、結果として確認できなかった」としています。
男子生徒の自殺を巡っては、両親が大津市と同級生らに損害賠償を求める訴えを起こしていますが、市は「いじめが原因とは判断できない」と主張し、同級生側も「いじめではなく、遊びの範囲内だった」として、いずれも訴えを退けるよう求めています。
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