我が家の庭に、真っ赤な薔薇が咲き、今まさに満開状態です。
青春真っただ中の頃、我が国のフォークソングの幕開け?となったマイク真木が歌う「バラが咲いた」が流行しました。
歌詞は単純で、「薔薇が咲いた」、「真っ赤な薔薇が」、「寂しかった庭に咲いた」を繰り返すのですが、多くの国民が口ずさんだ歌いやすい名曲といえるでしょう。
それから、半世紀が経過しましたが、毎年、この時期になると、青春時代を鮮明に思い出します。
と言うのも、我が家の薔薇は、歌のとおり、真っ赤な美しい色をしています。
この薔薇は、この地に移りすんだ時、隣家住人から株分けでいただいたものです。
我が家は、土地を購入して建物を新築しましたが、先住人の方は薔薇の花が好きで、多くの薔薇を栽培されていたと聞き及んでいます。
そこで、家は建てたが余裕の金はなく、庭木の植栽などは、すべて日曜大工センター通いで手作しました。
こうしたことで、先住人の意思?を継いで薔薇を育ててみることにして、年々、挿し木で株数を増やしてきました。
でも、ほとんど手入れをしないで放任?状態です。
にも関わらず、この時期になると決まって美しい真っ赤な花を、枝が垂れ下がるほど花をつけ咲き誇っていてくれます。
その見事さ、そして、真っ赤な色は、普段、手入れをしない私への「当てこすり」?を表現しているようで、一種の女性の怨念ようなをものを感じます。
今年こそは、花を終えたら肥料を施すなどの愛情を込めた手入れをしようと決意しています。
手入れがいき届いた数百種類の薔薇が咲いている「薔薇園」を訪れるのもよいですが、たった一綸でもよいから、自分で育てた薔薇を鑑賞するのもよいと思います。