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プリム篇です。プリムってどんなキャラだったっけ?←

しかしまぁ、喫茶ファンストが難しいこと難しいこと。一次もですが。
第04話 「プリムさんについてのいろいろ」
ミコは喫茶ファンストに訪れることが多い。しかし、流石に毎日毎日通っているわけではなく、ミコ自身の気分によっては喫茶ファンストに行かずにデパートやショッピングモールに行くこともある。

とはいえ、同じ街の中なのだ。

「あら、ミコさん?」

「あ、プリムさん」

こうして偶然出会う可能性とて、無いわけではない。

今日は一人で行動しているのか、プリムの妹であるミカとライラの姿は確認出来ない。姉妹とはいえ性格からして違う人間なのだから珍しいことではないのだが、少し意外に感じてしまっているミコ。普段から三人でいることが多い以上、その違和感も尤もと言えるだろう。

「どうしたんですか?」

「散歩ですわ。ミコさんは?」

「私もそんなところです」

喫茶ファンストにいる人達は何故だか美人が多い。それはプリムとて例外ではなく、カジュアルな服に身を包んでいながらも、しっかりと魅力を周囲に振り撒いている。手に持ったクレープも、何故だか上品さを醸し出しているように感じるから不思議だ。

「あ、そうですわ。私、先程美味しそうなクレープ屋さんを見かけたんです。それで、お土産にといくつか買ってみたんです。よかったらお一つどうぞ」

そう言いながら袋からクレープを差し出すプリム。イチゴと生クリームが端から見えるそれは、小腹が空いたミコには素晴らしく魅力的に見える。

しかし、だがしかしだ。ミコはそれに手を伸ばせない。伸ばすわけにはいかなかったのだ。

「…………くっ!」

「……あの、ミコさん?」

ミコが悔しげ――というより、むしろ忌ま忌ましげに見つめたのは、自分の腹部。

「…………今、ダイエット中なんで…………」

「…………成る程」

クレープを、自分が食べていた物も含めて袋に戻すプリム。流石に目の前で食べつづけるのはミコに悪いと思ったのだろう。

「…………プリムさんってスタイルいいですよね? 何か、あったりするんですか?」

羨望が多分に篭った視線を向けながら、プリムに聞くミコ。

十人が見れば、「確かに」と答えるであろう。胸が特別大きいわけではないが、小さいわけでもない。程よい、とでも表現すればいいのだろうか。加えて、肉付きはある程度ありつつもスリムな体形。腰の辺りなどは特にだ。

だが、当のプリムはというと――

「私ですの? 特にこれといって別に……」

「これだから天然物はーっ!!!」

「えっ、ちょっと!? ミコさん!?」

突然怒り出したミコに思わず狼狽した様子を見せるプリム。何故ミコが怒っているのか理解出来ていないようだ。

「お、落ち着いてミコさん! 皆様に迷惑ですわ」

「ううーっ! 勝者の余裕ですかそうですか!? 私がどれだけ苦労して体形維持しているかも知らないでー!」

さらに怒りだすミコ。揚句の果てにはプリムを軽くながら叩きだしたほどだ。単純に憎たらしいというよりは、やるせなさをぶつけているのだろう。

「…………あぁ、こんなところにいたのですね」

ふと、ギャアギャアと騒ぐミコを何とか鎮めようと四苦八苦しているプリムに、誰かが話し掛けてきた。

白いタキシードに加え、赤いバラを胸に飾り、白い歯を見せる好青年だ。日本人ではないのだろう、肌の色は白人のそれだった。後ろには、使用人らしき黒服の男たちが控えている辺り、どこかの資産家か何かなのだろう。

「…………また来ましたの?」

その男を見た瞬間、プリムの表情に露骨な嫌悪が浮かび上がる。

「勿論ですよ。貴女を諦めることなど出来ませんから」

穏やかな笑みを浮かべる青年。

「……知り合いですか?」

「………………一応は」

こっそり聞いてきたミコに、プリムが後ろ手に何かを手渡す。どうやらスマートフォンのようだ。何か情報が表示されている。

スマートフォンを受け取り、映っている内容を確認するミコ。

「ローエス王国、現皇子にして次期国王……ジーオ・ローエス……って、えぇ!? 王子様!?」

「えぇ。最近力を付けてきた国の皇子……。主に宝石類と石油の輸出で力を付けています。その筋では特に有名とも聞いていますわ」

「貴女にそこまで覚えて頂けるなんて光栄です」

白い歯をさらに輝かせながら言う青年――ジーオ。だが、やはりプリムの表情は優れない。

「貴方が偉いお方だということは分かっています。ですが、私は幾度となくお断りさせて頂いているはずなのですが? "あの話"は」

「……お見通しというわけですか。流石は私が見初めた女性だ」

ジーオはやはりニコニコと白い歯を見せながら笑っている。

ここまでくれば、いくらミコでも多少の状況は理解出来た。ジーオはプリムに惚れていること。結婚したがっていること。しかし、プリムはそれを断ったこと。

そこでミコは、逆にプリムに疑問を持った。見たところジーオは好青年だ。加えて、資産や将来性もある。彼と結婚すれば、玉の輿となることは間違いないだろう。ならば、断るだけでなく嫌悪している理由は何なのか。

「おっと、そろそろ時間のようです。では失礼しますよ。また日を改めて君を向かえに行きます」

そう言い、最後に白い歯をこれでもかと輝かせながらジーオは去っていった。

「……あの、プリムさん? 聞いてもいいですか?」

「はい?」

ジーオが去ったためなのか、不機嫌そうなオーラが消えたプリムに、ミコが恐る恐る声をかける。

「あの……ジーオさん?って、特に嫌う要素は無いように感じるんですけど……何が嫌なんですか?」

「…………あぁ、そのことですか。……ミコさんは気づきましたか? あの男の態度の違和感に」

プリムが言う違和感に覚えの無いらしいミコは、首を振って否定する。それを見たプリムは、改めて説明を続ける。

「……あの男は会ってから私にのみ話し掛けていました。ミコさんがあの男の出自を知って大声をあげた時ですら、ミコさんに見向きもせずに。まるで、"ミコさんがいない"ように振る舞っていたんです」

プリムに言われて、もう一度記憶を掘り起こす。会っていた時間が少なかったために決定的とは言えないが、言われてみればそうかもしれない。そう思えなくもないというのが、ミコの結論だった。

「……初めてあの男に会ったのは、空港です。以前、所用で行っていた海外から戻ってきた際に、偶然あの男に出会ったんです」







「ようやく着きましたわね」

「ん〜っ、疲れた〜。飛行機の中って身体を伸ばせないから疲れるんだよな〜」

「……本をゆっくり読めるから……私は嫌いじゃ……ないよ」

今から少し前のこと。まだ、喫茶ファンストが開いていなかった頃だ。海外から日本に戻ってきたフラウリーナ三姉妹は、吼太たちと別れて行動していた。

「にしても、リームも相変わらず盛んだよね〜」

「まぁ、リームですし」

「…………フォローに回るトゥードが可哀相……」

リームが吼太を連れて何を――もとい、"ナニ"をしているかは言うまでもないことだろう。

数時間は固いと考えたプリムたちは、一先ず空港の中を見て回ることに決めたのだが、その矢先にあるものを見つけていた。

「あれ? なんか人だかりがある」

「…………有名人?」

「かもしれませんわね。時間もありますし、見に行ってみましょう」

三姉妹が人垣を何とか突破すると、そこにはSPに囲まれながら笑顔を振り撒く好青年――ジーオがいた。

「あれって確か…………誰だっけ?」

「全く、この子は…………」

ミカの曖昧過ぎる記憶に呆れ返るプリム。とはいえ、自分たちに直接係わり合いの無いような細かい情報を気にしないという意味では、大物と言える――――かもしれない。

「…………ローエス王国の……皇子様。…………確か名前は……ジーオ」

ミカのために軽い説明をするライラ。ミカも聞いたことでようやく思い出したのか、得心がいった顔を見せる。

「それにしても、何をしに日本に来たのかしら?」

「…………分からない」

プリムが疑問を口にするが、ライラも分からないらしく、不思議そうな表情をしている。

「分かんないなら気にしても仕方ないでしょ。それよりどうする?」

もう興味を無くしたらしいミカがプリムとライラに聞く。プリムたちも元々あまり興味があったわけではないからか、すぐに次のことを考え始める。

その時だった。

不意に人垣が二つに割れた。そして、割れた人垣の間を誰かがプリムたちに向かって走ってきたのだ。

やがてその人間はプリムたちの前まで来ると、ミカとライラを突き飛ばす。

「あっ……」

「っ!?」

ミカは何とか倒れずに済んだが、ライラはバランスを崩して倒れてしまった。

「大丈夫? ライラ」

「ん……平気」

捻挫などはしていないようで、ライラはすぐに服に付いた汚れを落としながら立ち上がった。

「皇子、どうぞ」

「うん、ありがとう」

ライラたちを突き飛ばしたらしい黒服の屈強な男性が退くと、その後ろからジーオが現れる。

「……貴方、何か言うことがあるのではなくて?」

「え? …………あぁ、うん。気づいているとは流石です」

そう言うとジーオは黒服の取り出した小箱から指輪を取り出す。

「私は貴女の素晴らしい美しさに私の心は奪われてしまいました。貴女を、私の妻に迎え入れたい」

指輪を差し出しながら、ジーオは誠意の篭った瞳でプリムを見つめる。あまりに突拍子も無い言葉に困惑しているようだ。

それを「嬉しくて、どうしていいか分からない」とでも判断したのだろうか。ここぞとばかりにジーオは素晴らしい笑みを見せた。

それが、プリムの怒りに火をつけてしまった。

指輪を取るプリム。ジーオの顔が歓喜に染まるが、それも一瞬。

「こんな、もの……ッ!」

プリムは指輪を地面に落とし、そしてそれを思い切り踏み潰した。衝撃に耐えられず、変形する指輪。

「……プリム……」

「うわぁ……プリム、完全にキレたね……」

側でライラとミカが、それぞれ驚いた表情と苦笑いを浮かべる。それぞれにプリムの怒りを感じたようだ。

「…………どうしたんですか? 指輪が気に入らなかったのでしょうか?」

「よくもまぁ、そんなことが言えますわね。この外道が」

プリムは、見る者全てを例外なく威圧するであろう視線を以ってジーオを射抜きながら、言葉を口にする。

「私の妹たちに危害を加えておきながら、その人は謝罪もしない、貴方もさせようとしない。加えて、プロポーズ? バカにするのも大概にしてほしいですわね!」

怒りのままにジーオを非難するプリム。だが、対するジーオはキョトンとした反応しか見せていなかった。まるで、"プリムの言っている言葉の意味が理解出来ていない"かのように。

「妹…………? "どこにいるんですか"? そこの。この方の妹に危害を加えたのですか?」

「いえ。"ゴミを掃いはしました"が、誓ってそのようなことは」

「……だそうなんですが、勘違いでは?」

ジーオがそう言った瞬間だった。プリムはジーオのSPが対応するより遥かに早く腕を振り抜き、平手打ちをジーオの頬に喰らわせたのだ。

「………………は?」

「……貴方と結婚など、誰がするものですか。私の大切な家族をゴミ扱いした、貴方となんて!!!」







「…………それじゃあ、プリムさんが怒るのも無理ないですよ。私だってムカッ腹立ちましたもん」

「懐かしい思い出にしてしまえればよかったんですけど、今でもあの男は……」

プリムは心底嫌そうに吐き捨てる。

「でも、なんだか安心したというか何と言うか」

「……? どういうことですの?」

一転して不思議そうな表情に変わるプリム。ミコの真意を上手く掴めないようだ。

「いや、昔からプリムさんたち姉妹は仲良しなんだなぁ、って」

ミコが嬉しそうに言う。それに釣られたのか、プリムの顔にも笑みが浮かぶ。

「えぇ。私たち姉妹は、とても仲良しですわ。今までも、これからも」






「あ、そういえばずっと気になってたんですけど、なんでプリムさんってお嬢様言葉なんですか?」

「…………お嬢様、言葉?」

「……あれ? もしかして無意識!?」
☆後書きファンスト情報局☆

リーム「じゃんじゃじゃーん! リームちゃんだよー!」

ベス「相変わらず後書き出演の神――もうベスでいいです」

リーム「あ、とうとう認めた」

ベス「もう面倒臭いので」

リーム「今回はミコちゃんとプリムの交流……なのかな?」

ベス「半分くらいは一発ものの新キャラの話でしたしね」

リーム「ちなみに、後々ローエス王国は吼太の命を受けたトゥードが根回ししたせいで縮小化しちゃうとかなんとか」

ベス「かかわった相手が悪かった」

リーム「なお、ジーオさんの名前の由来はこちら」



ジーオ→オージ→王子(皇子)

ローエス→エーロス→エロス



ベス「そこはかとなく悪意が」

リーム「まぁ、作者だし」



・ぼつねた!

リーム「はい! このコーナーでは本編で明かされなかったり出なかったりしたあんなことやこんなことを紹介するコーナー!」

ベス「今回はこちら」


・道具とかいろいろ紹介 前編



リーム「予定では何回で終わるの?」

ベス「二回。前後編の予定みたいですね」

リーム「…………それってさ、間に中編を入れたり、後編をさらに分割したりするフラグじゃ……」

ベス「そうならないように祈りましょう。ではまずはこれです」

リーム「…………壁?」

ベス「いえ、戦艦だそうです」

リーム「…………縦横、どこ見ても平らな壁なんだけど」

ベス「詳細が書いてある紙によると、『内部空間の一部に世界がいくつか収納出来るサイズ』だとか」

リーム「…………どこの天元〇破……」

ベス「ちなみに、ファンストの世界観におけるアルハザードがこれなんだそうです。自分達の世界をそのまま戦艦に改造したとかなんとか。ちなみに、これがブリッジの拡大画像なんですが」

リーム「あれ? これって"ゆりかご"? アースラ?」

ベス「ゆりかごを元に完成させた"アースラ・ネオ"だそうです。本来"ゆりかご"は、アルハザードのメインブリッチ兼、脱出艇だったらしい、という設定だそうです。『下部や背部に武装が無いとか、戦艦として致命的じゃね?』と考えたなっぺさんが、そこから閃いたからなんとか。なお、云万年前の戦艦故に、吼太さんたちが発見した当初は時代の流れにより風化して全壊寸前。改修した結果、この戦艦部を"カテドラル・ユニット"、アースラ・ネオとカテドラル・ユニットが合体した形態を"カテドラル・アースラ"という名前に変えたそうです。吼太さんが」

リーム「コータがゆりかごを壊さなかった理由って、そこにあったんだね〜」

ベス「なお、内部動力炉は三つあり、一つは昔懐かし"時の庭園"に使われていたロストロギアを元に、プレシアさんが開発した"ヒュードラⅡ"、一つは夜天の書に封印されていた永久機関の残骸をある程度修繕した"不完全型エグザミア"、最後の一つが吼太さんが勝手に作った"超々弩級ダイガン用超絶螺旋エンジン"だそうです」

リーム「ちょうど、無印とA'sに関連するシステムが使われてるんだね。にしても、三つ目ってまさか……」

ベス「そちらはまた次回に。ちなみに、作中ではユートピアを内蔵することで、時を越えた先でも召喚が出来るようにするつもりだったそうです。さて、次はこれ」

リーム「あれ? これ、レリックだよね?」

ベス「レリックです。これ、ファンストならではの仕掛けがあるんですよ。こうやって並べて……」

リーム「並べて?」

ベス「ドミノー!」

リーム「ってバカー!? そんなことしたらレリックが暴走しちゃうから!」

ベス「冗談ですよ。こうやって一定の力でぶつけ合うと…………光が出てきます。これが実は、アルハザードへ行く地図になっているんです」

リーム「へぇー。……あ、壁に投影するとそんな感じに」

ベス「ちなみにこれは、魔力を特殊な形に変換する機構が搭載されているからなんだそうです。その機構を実現するため、レリックは魔溜石から作られているとか。次の品はこちら」

リーム「僕の杖だね。"ハートフル・プロト"」

ベス「設定としては、レイジングハート・プロトタイプといったもの。つまり、ファンスト内ではレイジングハートは元々グズィス製デバイスだったというわけですね」

リーム「ちなみに、僕の杖と邂逅したせいで、レイジングハート自体もパワーアップするんだけど、それはまた次回に」

ベス「さて次は、ゲストキャラと共に紹介」

???「こんにちは」

リーム「あー! アインハルトちゃんじゃん!」

アインハルト「はい。覇王流、アインハルト・ストラトスです。ティオも連れて来てほしいとのことでしたので――」

ティオ「ニャン!」

ベス「噛み付かないでください」

ティオ「ニャーニャー」

リーム「噛み付きやすいのかな?」

アインハルト「ティオ! もう、ダメです」

ティオ「ニャア……」

ベス「ふぅ。さて、紹介するのはアインハルトさんのセットアップ形態についてです」

リーム「そういえばヴィヴィオは原作の姿に加えて、コータの鎧を身につけていたんだよね」

ベス「アインハルトさんもまた然別、ということですよ。ではお願いします」

アインハルト「はい。アスティオン!」

ティオ「ニャ!」

アインハルト「セット、アップ!」

シャキーン

リーム「おお、素っ裸」

ベス「言わない言わない。で、変身したわけですが、手足の大きな鎧、それにマントが原作との相違点ですね」

リーム「アスティオンにデータが入ってるみたいだよ。手足の鎧については、勿論コータのそれをモチーフにしてる」

アインハルト「あの方は私にとって、目指すべき場所にいる方でしたから。これはこれで気に入っています」

ベス「男と女の意味で?」

アインハルト「なっ……!? ち、違います!」

リーム「映像でお見せ出来ないのが実に残念な照れっぷり」

ベス「作者曰く『アインハルトもちゃんと出してあげたかった』らしいですね。まぁ過ぎたことですけど。今回はこの辺りまでですね」




・質問コーナー

リーム「このコーナーでは、様々な質問に多分面白おかしく答えるよ!」

ベス「ではまずはこの三人への質問」

なのは「久しぶりだね、リームちゃん」

フェイト「なんだか懐かしいね」

はやて「それじゃ、張り切っていくよー」



・なのはとフェイトとはやてに質問。ファンストで店長として働いている吼太をどう思いますか?



なのは「萌えると思います!」

フェイト「最高だと思います!」

はやて「犯罪的にかわいいと思います!」

リーム「その気持ち、ものすごく分かります!」

ベス「相変わらず過ぎですね。では次の質問」



・スカリエッティに質問。吼太の四重人格についてどう思いますか?

ジェイル「ふむ……。研究者としても男としても実に興味深い話だよ。実にそそる。吼太や詩音は元より、依鈴という人格や凌牙という人格また、中々どうして……。いろいろ確かめてみたいものだね。というわけでル〇ンダ〜イブ!!!」

トゥード「マスターに近づかないでください」

ジェイル「へきょっ!?」

リーム「幸せそうな顔して飛んでったね」

ベス「ドSかつドMな方ですし」




・贈り物コーナー

ベス「このコーナーでは、皆様からの贈り物を紹介します」


黒龍さんより、吼太にフリフリのメイド服と脇が見える博霊霊夢の巫女服をプレゼント。ベスに首輪


リーム「ありがとうございましたー!」

吼太「お、オレは着ないからな!」

リーム「もぅ、コータは強情なんだから……。んっ……」

吼太「ん!? ……ん……くちゅ……ちゅ……ぅん……んん……ん……」

リーム「ぷふぅ、ごちそうさまー!」

ベス「いきなりベロチューとは。では今の内に。まずはメイド服」

吼太「はぁぅ…………や、止めて……」

リーム「真っ赤になったコータ、かぁいいよぅ……。あぁ……なんだか、イケない気分に」

ベス「堪えて下さい。次は博霊霊夢さんの巫女服」

吼太「んぁ…………あぁ…………」

リーム「ちゅ……ちゅ…………ふふっ、美味しい」

ベス「あの二人はもう放っておきましょう」

アインハルト「…………(ドキドキ)」

なのは「わ、私も!」

フェイト「この日のために、いろいろ勉強してきたんだよ!」

はやて「コータ君、大人しくしなきゃアカンよ!」

吼太「あ……あぁぁぁぁ!!!」

ベス「……あの"六人"は放っておきましょう。……ん?」

つ首輪

ベス「いや、付けませんよ」

なっぺ「ちぇー」

ベス「私は神ですから。それに、ペットとして出すという話も、『もし仮に出すとしたら』の話でしょう?」

なっぺ「まね。……というより、この首輪はどうやってつけんだろ。ベスってスライムなのに」

ベス「知りませんよ。あと、私はスライムではなく神だと何度言えば(ry」

なっぺ「とりあえず、無理矢理つけてみよう。そりゃ」

ベス「ハガッ」

なっぺ「おぉ、ベスが瓢箪みたいな形に」



「ほらほら、ここがええんやろ〜?」

「うふふふ……コータったら、もうこんなに……」

「は……あん……くちゅ……にゅちゅ……」

「なのはちゃん、そろそろどいてー?」

「あ、あの……気持ちいいですか?」



なっぺ「……あのリア充めが!」




――一週間後――

リーム「ふぅ、一休みついでに戻ってきたよ〜。……で、なんでベスはそんなに愉快な格好に?」

ベス「ふがふが(いいから助けて下さい)」

リーム「首輪外せばいいの? はい」

ベス「ふぅ。しかし、貴女たちも飽きませんね」

リーム「だぁって〜、コータかわいいんだもん〜」

ベス「なっぺさんは……恐らく、リームさんたちのリア充っぷりに耐え切れずに帰ったといったところでしょうか」

リーム「悪いね☆」

ベス「元ネタよく知らないのに使わないで下さいよ。ところで次回は?」

リーム「ミカ編みたいだよ。アウトドアな舞台になるかもね。じゃあ、今回はこのあたりで!」




ではではこの辺で! 次回もお楽しみに!


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